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#476 イメージで、変えていく

今年のテーマは、成長。

舞鶴市で開催されているひまわり杯・舞鶴赤れんがジュニアソフトテニス大会に参加するため、京都府舞鶴市に来ている。現在は初日の団体戦を終えて、舞鶴市内のホテルにてこれを作成している。余談だが、すでに缶ビールを何本か空けて少し酔っていることをお伝えしておく。

今年は、守山ジュニアから出場する女子選手チームの監督として舞鶴に来ている。団体戦、結果は振るわなかったが、予選リーグと交流戦をあわせて4試合をさせていただいた。一日に4試合なら、経験数としては十分だろう。

チームとしての勝利が挙げられなかったため、試合の振り返りは負けた試合のものばかりになる。それ自体は致し方のないことなのだが、選手とともに振り返りをしている中で、ふと気になったことがある。自分は、敗因についてばかり話をしてしまっていないだろうか、と。

負けから学ぶことは多い。そして、負けから学ぶためには敗因から目を背けることはできない。技術的な敗因の場合、状況に応じたその技術の練習をしようという話になる。戦術的な敗因の場合も、ならばその戦術を身につける、または改良するための練習をしようという話になる。では、精神面の話だと、どうか?

今日の試合の中でもあった場面だが、競った局面で強硬なプレーに走って勝機を逸した、ということはよくある。試合の振り返りとして、あの場面のこのプレーがもったいなかったね、というような話は、よくしている。では、それを改善するための提案は何かできているか?というと、結局は「こういう場面ではこのようにプレーしたほうが良い」というような、精神論的な話に終始してしまうことが多い。

しかし、実際に試合の中でそのような場面が訪れたとき、次も必ず冷静でいられるだろうか?大人でも、ヒートアップした試合展開の中で冷静さを保つことは難しいのに、それを子どもたちが行うのはなかなかハードルが高いように思える。結果、また同じようなことをして負けてしまったね、というような話になってしまう。これでは進歩がない。

改善するための方法を考えてみたなかで、有効だと思ったのは状況をイメージすること。つまりイメージトレーニングだ。実際に試合形式の中で状況を再現することは難しい。ならば、経験した試合をもとにイメージを構築して、この場面でどのようなプレーを選択するのかイメージを作り上げるのは有効だと思う。頭の中だけでイメージを作り上げるのは難しいので、簡単に文字に起こしてみたり、実際の試合の映像を見返してみるのも良いかもしれない。

選手が、チームが、そして僕自身がもう一歩先に進むために、どんなことに取り組めばいいか。それを考え形にするきっかけとなった。そういう意味で、僕も今回の舞鶴遠征で確かな成長をさせてもらえたのかもしれない。

(了)

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