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#478 時として自分のことは棚に上げなければならない

自分だったら絶対サボってただろうな、と思うようなことでも。

昨日は、水曜日恒例の守山での練習会だった。この練習会では、コートに入って練習を開始する前に、コートの周りを3周走ることをルールとしている。3周すると約1kmになると推定されるので、そこそこの距離だ。最初にやり始めた頃はそれだけでバテる人も多かったが、続けているとこれぐらいではバテない身体になっている。

ところが、最近この外周走をせずに練習に入る人が度々出ている。テニスコートの利用開始時間の19時を過ぎれば、なんとなく流れで入ってしまえるような感じになるので、時間ギリギリに来たりした人はそのまま走らずに練習に入ることがある。来るのが遅いのが悪いという話ではなく、家庭の都合などで人によって到着時間が異なるのは仕方がない。ただ、だからといって走らないくていいということには、ルール上はしていない。

外周走は、決して嫌がらせでしているわけではない。それぐらいの基礎体力はあった方がいいし、アップでそれぐらい走ってもバテない身体にしておいたほうが試合でも役に立つ。特に、冬場は身体を温めるのに時間が掛かるから、多めに走った結果試合が始まる前にバテてしまったなどということがあれば本末転倒だ。これからますます暑くなってくるので、気温によっては距離を縮めるなど配慮は必要だろうけど。

気持ちはとても良くわかる。走らなくて済むなら、僕もきっと走らないだろう。僕は勤勉な人間ではないから、同じ立場ならきっと楽な方を取る。でも、そんなことは棚に上げて、やはり僕はその”なあなあ”を指摘する。外周走をする理由は上記のとおりだし、もっと言うなら、そこで抜いてしまう中途半端な選手にはなってほしくないという想いがある。そう、僕のように。

きっと、これを言ったことで嫌な気にさせただろう。少し嫌われたかもしれない。でもそれでいい。僕が煙たがられるかどうかなんて、選手の将来と比べれば、極めて些細なことなのだから。

(了)

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