#484 言葉の力を感じよう。ソフトテニス・マガジン7月号より
一つ前のソフトテニス・マガジンより。
今回は、ソフトテニス・マガジンからの学び。少し前にTwitterで少し議論が起きていたソフトテニス専門の雑誌だが、唯一の月刊専門誌として刊行が続けられている。誌面の専門記事などについては各担当の専門家が執筆していることと思うが、総合的な編集については編集長が一人で行っているという現状があるという。購入は一つの応援になるだろう。
今回はその2023年7月号(5月末発売)より。中面の専門家による連載記事から、椙棟紀男さんの連載「メンタルの不思議」についてご紹介。
本号の記事では「いろいろな言葉」と題して記事を書かれている。言葉は人間の、人生のパートナーである。言葉は自他を助けてくれる味方にもなるし、使い方を誤れば傷付ける凶器にもなる。そして、人生で出逢う様々な言葉に影響を受けて生きている。
WBCを優勝した侍ジャパン監督・栗山英樹さんの言葉
信じて、まかせて、感謝する
「できるか」「できないか」ではなく、「やるか」「やらないか」だ
物語を作る
1は、僕も座右の銘の一つとしている山本五十六の言葉を要約した言葉だろう。山本五十六の有名な言葉は次の通り。
人材育成や教育にまつわる格言として、ご存じ方も多いことだろう。この言葉が馴染みやすいのは、全て五七五七七の五七調(短歌調)になっているのもあるだろう。
2、やるか、やらないか。できるか、できないかを考えていると、その時間が長くなる分だけ、できない理由をどんどん探してしまう。やれば、最初は失敗してもやり続けるうちに必ずできるようになる。やるということにデメリットはほとんどない。
3、物語を作るということ。自分の人生の主人公は、自分。自分の物語を思い描けているか。それは、自分の夢や目標に向けての道筋をイメージできているかということになる。
そしてもう一つ、東北のとある高校野球部の部室に飾られていた監督さんの言葉もいくつか紹介されていた。
決意とは状況がいかに困難でも絶対にあきらめない気持ちのことである
最高の勝利は自分を乗り越えることだ。自分に負けることはあらゆることの中でもっとも恥ずべきことである
今日という日はあなたの残りの人生の最初の日です
徳のある人を見たらその人に並ぶことを目指せ。得なき人を見たら我が身を振り返り自省せよ
古代ローマにこんな格言がある。「のろのろ歩く人と暮らしていると自分までのろのろ歩くようになる」
できる者は行動する。できない者は言い訳をする
礼儀正しさという小さな代償を支払えば、他人の好意という大きなものが手に入る
あなたの心に刺さった言葉はあるだろうか。僕はこの七つの中からあえて一つを選ぶとしたら、6の「できる者は行動する。できない者は言い訳をする」だ。行動が遅いとき、心のなかで「でも〇〇もしなきゃ…」とか「今から始めるのは遅いかな…」など余計な言い訳をしている。まず、動く。この瞬間に動く。それが「できる者」への道の第一歩だと思っている。
ソフトテニス・マガジンには、大会や選手の情報だけでなく、技術やメンタル、トレーニング、コンディショニングの専門的な記事の連載も多い。次の号もすでに購入してあるので、近いうちにその号の紹介も行う。
(了)
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