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#475 やりたいことの中心軸

やりたかったことが何だったのか、思い出した。

最近の練習で、前衛練習があまりできていないとは感じていた。基本練習で少しローボレーをしたり、展開練習を入れる時間はあっても、ストローク系の練習に割く時間の比重が大きい。自分でもそれを感じている中で、周囲からもご指摘をいただいた。自力だとそれに向き合うまでにもっと時間がかかっていたかもしれないから、このタイミングで指摘をいただけてありがたい。

現実として、子どもたちの試合においてプレーの比重が高いのはストロークである。故に、ストローク練習についつい気が向きがちになる。加えて、他チームの選手との試合を見て感じたことなどから、ストロークをもっと…という思考になっていく。しかし、それは自分が本当にやりたいことだったのか?

ソフトテニスのスピードがどんどん上がってダブルフォワードの陣形も当たり前になってきた。僕が目指したいと思ったのは、並行陣であれ雁行陣であれ、相手の時間を奪い自分たちの時間は作る、時間的にも空間的にも”間”を支配するテニスだ。非常に高い技術が要求されるし、子どもたちが実現するには負けのリスクも大きいものだけど、その感覚を子どものうちから身につけておくメリットは大きいと思っている。これを知らぬ間に忘れていた。

日々の中で、これをできるようなった方がいいあれをできるようになった方がいい、ということは限りなく出てくる。そういったピンポイントなことを必要に応じて練習するのも大切だけど、大筋として目指していくところを忘れてはいけない。足し算だけではなく、削ぎ落とすところは削ぎ落とさなければならない。でなければ、時間はどれだけあっても足りない。

このことは、手書きのノートにも記しておく。

(了)

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