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文芸・エッセイ

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気になる文芸書からエッセイまで。
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記事一覧

今のあなたが思ってるより世間はずっと、ずっと広い。

『歳月がくれるもの -まいにち、ごきげんさん-』 田辺聖子:著 文藝春秋:出版社 ※文春文…

嫌いにはなりたくないんだ このまま会わなくなったとしても

『ミウラさんの友達』 益田ミリ:著 マガジンハウス 益田ミリさんの漫画デビュー20周年記…

たくさんの幸福な夜と昼の記憶

『新版 いっぱしの女』 氷室冴子:著 筑摩書房(ちくま文庫) 生きづらい女のあれこれを書…

毎日がほとんどネコのこと

『ほとんどネコのこと 岩合さんの月曜日』 岩合光昭:著 岩合眞知:構成・撮影 クレヴィス…

パリは移動祝祭日

『移動祝祭日』 ヘミングウェイ:著 新潮文庫 1920年代パリが舞台の作品。ヘミングウェイの若…

わたし、じつは、名まえを落としちゃったみたいなの

『せなか町から、ずっと』 斉藤 倫:著 junaida:画 福音館書店 ふしぎな町、せなか町で起…

百年の知己

『本を愛しなさい』 長田弘:著 みすず書房 長田さんの愛する本と、その書き手たちの人生を切り取った短編集。 個人的に印象的だった作品は、ウルフ夫妻の出版社ホガース・プレス社のお話「犬とリンゴと本と少年」です。ウルフ夫妻の元で働く少年目線でストーリーが進みます。読んでいると、なんだか学生時代のアルバイトのことを思い出しました。 ○惹かれたトコロ ・本を通して見知らぬはずの作者に親近感を抱く。どんなに時代が移っても他に代えがたい本からの贈り物のひとつだと長田さんは言います。 ・

お茶を飲むために、どこかへ出かける。

『Room talk 2』 岡尾美代子:著 筑摩書房 スタイリスト岡尾美代子さんの書籍。2は旅行の話…

パートナーのカタチ

とても今更ですが、阿佐谷姉妹のドラマ最終話を観ました。 大家さん、お隣さん、阿佐谷のみん…

楽しみが増えました

益田ミリさんの「スナックキズツキ」と「僕の姉ちゃん」がドラマ化するなんて! すごく嬉しい…

スナックキズツキ

誰もが日常の中で少しずつ傷ついている。 ちょっとしたことでイラッとしたり、何気ない言動に…