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【家07】基礎工事③床下収納と虫に関する考察

コンクリ打設は実は繊細な工事だった

基礎工事が進んでいます。
砂利を敷いて、鉄筋を組んで、コンクリを流し込んで、固めて、
こうやって家の基礎ができていくのかと日々感動です。

砂利を敷いた上に
コンクリートが流し込まれる
きれいに平らにならしてあって、
つやつやでムースみたい
ムースみたいなコンクリの上に鉄筋を組む。
ドア位置などがわかるから間取りがだいたい見える
鉄筋とコンクリートだから
鉄筋コンクリートということがよく分かります
基礎の立ち上がり部分に型枠をはめていく
立ち上がり部分も鉄筋が入ってる
コンクリートミキサー車&
コンクリート圧送車登場〜
圧送車の長いホースでコンクリを流し込みながら、バイブレータで余分な気泡を逃す。
それをきれいに平らにしていく
圧送車、長い〜
立ち上がりの型枠の中にもコンクリを打設



コンクリートミキサー車は長男の働く車図鑑で見たことあるけど、
コンクリート圧送車は初めて見ました。
コンクリートバイブレーターも初めてです。


働く車と働くおじさん(おじいさん)たちの姿はとてもかっこよかったです。
気泡をまんべんなく逃す作業、コテできれいにならす作業、
どれもコンクリートが硬化していく時間との勝負らしく、
いろんなことを同時に考えながらで、仕上がりもとても緻密で丁寧でした。

基礎工事って、力仕事なイメージがあったけど、
家で1番大事な部分だからこそ、とても正確性を求められる、繊細な作業なんですね。
ほんとうに尊敬です。

職人さんの丁寧な作業、感動しました

虫とは適度な距離感で暮らしたい

我が家の土地は斜面地なので、基礎を打った後、床下にまあまあな高さ&広さのスペースができます。
ここに床下収納を作るか否かでかなり悩みました。

結局、基礎の通気パッキンという空気の通り道から虫が入る懸念により、
床下収納は作らないことにしたのですが、
農的暮らしと言いながら、家に虫が入るのはなんで嫌なのか考えてみたという話。

虫が大好きな長男。
自分も子どもの頃は虫好きだったが…


東京に住んでた頃は、そもそも虫に遭遇することはほぼなかったけど、
藤野に引っ越してから&息子が虫好きになってから、
畑や山の中で色々な虫さんに出会うようになりました。

今は外で虫に会っても平気だし、息子が捕まえた虫もだいたいは触れるようになりました。
野菜にアオムシやらアブラムシやらついててもだいたい平気です。

畑の土の中にはいろんな虫さんたくさん


でも、、、
ハチミツの瓶の裏側の隙間にアリが何匹もくっついてた時、
うっかり蓋を閉め忘れたみりんのボトルにアリが入ってた時、
友人にもらった栗をしばらく置いといたらクリシギゾウムシの幼虫がキッチンを行進してた時、
そしてお米にコクゾウムシがわいてしまった時、、
この辺はなかなかショックでした。
幸い家の中でムカデに遭遇したことはありません。

やっぱり農的暮らしと言いつつ、
我が家の場合、虫とは適度な距離感を保つことが心の平安のために大事ということなのです。

虫さんよく見るとみんなきれいな姿してる


もちろん里山だから、外に出れば虫さんいっぱいですが、
さすがに家の中で同居するわけにはいかないので、
キッチンに我が物顔で入ってこられると困るわけです。

お互い心地よい距離感でそれぞれのフィールドで暮らそうよということで、
床下収納は(必ずしも虫が入るわけではないけど)やめることにしました。

土の中の虫探し


でも、虫もそうだけど、猪や鹿たち獣も身近にいるし、
四季の移り変わりや自然の猛威が圧倒的に全身に迫ってくる感じが強くて、
藤野にいると「自然の中に住まわせてもらってる」という感覚になります。

地球に住んでるのは人間だけじゃなくて、
むしろ人間の方が少数派で、
虫や動物や微生物やあらゆる生き物が暮らしてる地球に人間が住まわせてもらってる、
ということなんだよなーと思います。

虫も好き好んで家の中に入ってくるわけではなくて、
たまたま虫さんたちのテリトリーに、人間の家があって、美味しそうなものがあった、
ということかもしれません。



人間以外の、自然や生き物と向き合う時間を大事に毎日を生きていたいなと改めて思わせてくれた、
床下収納に関する考察でした。


ちなみに、このnoteを書きながら思い出したのが、
宮崎駿と養老孟司の対談本『虫眼とアニ眼』。
自然はこんなにも豊かなのに、いまは人間・人間関係に関心が向きすぎ、いう話が面白いです。

虫のこと考えてたら長くなりました🐜
(え)


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