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どれを選ぶ!?自社サvs受託vsSESエンジニア

エンジニアのキャリアとして、自社サービス企業か受託開発企業かSES企業を選ぶかは、大きな話題、課題だと思います。
そして、ネット上では、どれが良いとか悪いとかという話も沢山展開・議論されてます。
私は、自社サービス企業、受託開発企業、SES企業の全ての企業で取締役CTOを経験してきました。
その立場からは、単純に議論すべきではなく、その人のタイミングやキャリア形成など考慮する事が重要だと思ってます。

全てのエンジニアのキャリア形成のために選択の参考になればと思います。

自社サービス開発企業

いいところ

そのサービスが凄ければ凄いほど、色んな経験が積める
いるエンジニアが優秀、広告なら高トラフィックのさばき方とか、マーケティングとか、機械学習やAIとか、サービスによってそういうことを学べる。
高トラフィックでは、お陰でソシャゲで落ちなかったり、Line砲でも大丈夫だったりの経験が積める。

特に儲かっていれば、投資もあるのでチャレンジしやすい

マイナス面

いい場所に入れるのは一部のエンジニアで、同じ仕事をやり続けることの方が多い(他人がつくったソースを改修し続ける、うまくいってないサービスだとコスト削減のためとか、保守的な改修がメインでエンジニアとして面白いと思える部分が意外と少ないかも知れない)

年代:ある程度スキルが出来上がっててる中盤~シニア向けエンジニアは、ゆっくりと落ち着いて仕事が出来て良いと思う
もちろん、優秀であれば、若手から行ってドンドン活躍できると思う

年代別おすすめ度

  • 中盤~シニアエンジニア: 豊富な経験を活かして、安定した環境で働きたい人におすすめ

  • 若手エンジニア: 優秀なエンジニアも場合は良いが、入社難易度が高いし、成長できない可能性も高い

SES企業

いいところ

昔はブラックなイメージが多かったですが、最近のは残業管理がしっかりしている、早く終えて、自分の勉強の時間を確保したり、プライベートを充実させたり、ワークライフバランスが良い、嫌なPJなら辞めたいと言う事も出来るし、自分のキャリア戦略にそった案件が選べるところもある。

キャリアの選択肢として良い部分がある

マイナス面

ある程度の年齢になってくると、スキルの切り売りみたいな部分がでてくる、サービスにコミットしたい、リーダーとして育てていきたい等の部分が経験できない
年代:自分のスキル、キャリア形成のために若いころとシニアの時に利用するのはあり

SESは40歳以降だとしんどい?

スキルさえあれば、そんなことない!
そもそもプログラミングだけのエンジニアだとキツイけど、それはもうそもそもの話。
これからは生成AIがドンドン進化してきてプログラミングだけしか出来ないエンジニアは不要なってくる。
40歳超えても、アーキテクチャを考えれたり、要件定義とか設計力が高かったり、PM力とかスクラムマスターが出来たり、パフォーマンスチューニングが得意だったり、プログラミング以外の部分の能力があれば、十分やっていける。

僕自身も採用側をやってますが、40歳超えててもハードルにはなりません
△10年前だとハードルだったかも

受託開発企業

いいところ

お客様の案件で新しい技術にチャレンジできる、色んな方と巡り合える、成長の可能性がとても高い。
Poc的にブロックチェーン案件や生成AI案件とかも受託だから出来る部分だったりするし、納品後の面倒もみなくて良い場合もあるので、手離れよく別の案件に移ることも出来る。

マイナス面

納期があり、残業が発生する事が多い、プレッシャー、PJで当たりハズレがあるので精神的にまいってしまう
やる気もあり、精神力が強い人は、ドンドン成長できる可能性はある。

年代:体力的にしんどいので若手向け

25~34歳のエンジニアに向けた森川のオススメ

大手SIerや大手SESがオススメですね。
大手SIerも嫌われたりしてるけど、若いうちは、落ち着いて勉強できるし、教育支援とか福利厚生とかもしっかりしてるので、大手SIerはめちゃくちゃオススメ。ベンチャーだとイキナリ、ソースコード書かされて、マネージャーもマネージャー教育を受けてないマネージャーばかりで、ちゃんと成長できない。
↑ここ重要で、ベンチャーにはマネージメントを知らないエンジニアマネージャーがゴロゴロいます

その点大手SIerは、マネージャー教育もしっかりしてるので、大丈夫なマネージャーも多いし、スキルアップのサポートが充実してます。

ある程度、スキルが出来てきたら、フリーランスへチャレンジしたり、自社サのエンジニアになったり自分なりのスキルアップも考えられると思います。"

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