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「出張日本酒Bar〜よき〜」2年間とこれから

宇治市役所の職員として働きながら、プライベートで「出張日本酒Bar〜よき〜」という活動をしている「もりかつ」です。活動を始めて約2年、これまでの取り組みをまとめてみました。

「出張日本酒Bar〜よき〜」とは?
宇治市役所職員×日本酒の資格(利酒師×SAKE DIPLOMA)を持つ店主「もりかつ」とイラスト担当の妻「まどか」が、地元の飲食店とコラボして、お店の料理と日本酒を楽しんでもらうイベントを開催。
イベントを通して、参加者同士の繋がりづくりをする他、お店・商店街・まちの活性化を目指しています。
「お気に入りのお店」「新しい出会い」「おいしい日本酒」がきっと発見できるはず!!

「出張日本酒Barよき」のキャラクター。説明はおいおい(イラスト:まどか)

★こんなイベント★

▷コラボ実績と参加者

本業もあることから、月1回を目標に飲食店さんとコラボしてきました。これまで「出張日本酒Bar〜よき〜」主催のイベントは全13回開催で11店舗とコラボさせていただきました。

(年齢も属性も違うみんなが仲良くなれます)

参加者延べ人数は約320人(男性175人・女性145人)。
参加者の年齢層は20〜60歳代と幅が広いですが、特に多いのが20代後半〜40代前半あたり。
属性は自治体・金融機関・会社員・茶業・農業・個人事業主・フリーランス・主婦・大学生の方など様々です。

▷みんなの声

イベント後のアンケートや、直接ご報告いただいた内容など紹介します。

参加者の声
「新しくお店を知れてよかった」
「気になってたお店に入るきっかけになった」
「知らない方と繋がれた」
「参加者さんが話しやすくて居心地がよかった」
「綺麗に呑まれる方ばかりで余計に楽しめた」
「この内容でこの値段は安すぎる」
「色んな日本酒が呑めてうれしかった」
「日本酒が好きになった!」
「あまり呑めないので量を調整してほしかった」
「もっと酒蔵さんの情報などあってもよかった」
「出会った方と一緒にイベントを開催したよ」
「出会った方と飲みに行ってます」 などなど

(みんなで乾杯!!)

コラボしたお店の声
「参加者さんが後日お店に来てくれた」
「イベントまたないの?とお客さんに言われる」
「はじめてのイベントで疲れたけど楽しかった」
「常連さんとはじめてのお客さんが繋がってるのが楽しかった」
「日本酒を勉強できてよかった」

(チョップチョップバインミー店主のビュッフェ)
(杣店主の酒粕をつかった酵母のパンとお料理)

▷イベント内容

はじめての飲食店に入るのってなかなか勇気がいりませんか?特に1人で…
でも一度入って店主さんやお店の雰囲気をがわかれば一気に入りやすくなったりします。
そして、自分のおすすめのお店があったら、なんか楽しくないですか?

「出張日本酒Bar〜よき〜」では、宇治の飲食店を中心にお店に日本酒を持ち込んでイベントをしています。
イベントをきっかけに、お気に入りのお店・店主さん・お料理を見つけてもらえます。

これまでのコラボイベントの内容を少しご紹介。

参加人数
最小7人から最大60人とお店の規模やイベント内容などに合わせて様々ですが、20人前後のイベントを多く実施しています。

(参加者数20人前後のイベント)

会費
会費は1,500円〜5,000円まで、お料理や日本酒の提供方法により様々でした。

(うなぎのコース料理と日本酒のペアリング)

提供方法
お料理の提供は「おつまみ◯種」「ビュッフェ」「コース」など。
日本酒の提供は「おすすめ◯種」「1杯ごと」「飲み放題」など。
お料理に寄り添う日本酒を中心に選んでおり、料理のタイミングや好みをお聞きしながら、提供させてもらっています。日本酒は苦手かも…な方も大歓迎!!

(こんな感じで日本酒を用意しています)

★提供できる価値はなんだろう★

これまで試行錯誤しながら2年間活動してきました。今後も更に「出張日本酒Bar〜よき〜」の活動を進化させていく事で、「参加者」「お店」「まち」が楽しくなるんじゃないかと感じています。
それぞれが抱える課題とイベントで提供できる価値はこんな感じ。

①参加者(人)にとって

大人になったら、新しい人との出会いであったり新しいコミュニティへの関わりが少なくなりませんか?また、コミュニティを発見しても安心して飛び込める場なのか心配になりませんか?
「出張日本酒Bar〜よき〜」のイベントは、参加者の声にもあるように安心して参加いただけます。安心の場で人・お店・日本酒と出会ってください!
また、イベントでの新しい出会いをきっかけに、その後も引き続き交流されるだけでなく、イベントのコラボをされたり、事業をコラボされたりする事も生まれています。

店主もりかつは、本業でコワーキングスペースの立ち上げ・運営、異業種交流イベントの実施、宇治の事業者さんの伴走支援など「多様な人が繋がる場」を創ってきた経験を活かし、「出張日本酒Bar〜よき〜」のイベントでも、参加者が安心して繋がれる場を設計しています。

②お店にとって

お店の方が口を揃えて言われるのが、顧客の獲得、特に新規の顧客へのアプローチの難しさ。イベントをきっかけに、新規の顧客に来店いただけたり、お店や店主さん自身をPRしてもらえます。
また、参加者と一緒にイベントを楽しんでもらうことで、参加者が感じておられる生の声を聞いてもらうこともできます。

店主もりかつは、本業での商店会の立ち上げ・イベント企画、起業支援、異業種交流イベントの実施などの経験や、「出張日本酒Bar〜よき〜」でのこれまでのイベントの経験を活かし、店舗さんがイベント企画や集客が苦手(はじめて)であっても、企画・運営・集客など一から一緒に創らせてさせていただけます。

③まちにとって

人口減少などにより、シャッター商店街に代表されるような、商店街・街の衰退が危惧されています。現在、円安などによるインバウンド需要はあるものの、島国であるリスク(コロナや大規模災害)も想定し、まずは地元での消費・人の循環を軸にしたまちづくりをしていく必要があると考えています。
人口減少を前提として、イベントによる「お店や商店街の賑わい創り→ファン(関係人口)創り→まちへの来訪者増→お店や商店街の賑わい」の好循環を生み出すことで、街の活性化を目指します。

夫婦とも本業の自治体職員20年目にあたり、これまで宇治のまちや人に近い位置で様々な分野の仕事をさせてもらいました。様々な課題に遭遇する中で、たくさんの繋がりもできました。自分達もまちを彩るプレイヤーとして活動しながら、これまでの経験を活かしてまちを広い視野でみつつ、地元に貢献できる活動をしていきたいと思っています。

★これからやりたいこと★

まだまだ小さな取り組みですが、「人」「お店」「まち」が楽しくなるよう、「出張日本酒Bar〜よき〜」の活動を広げていきたいと思っています。地元のお店や人が楽しみ元気になることで、まちに彩りが生まれます。
今後は、飲食店以外とのコラボや、個店だけでなくエリア(商店街など)にも活動範囲を広げて行きたいと思っています。
一人ではできないことだらけなので、お手伝いしていいよって方お声がけいただけたら嬉しいです!

※コラボイベントの他、日本酒セミナー・お酒造りの修行・日本酒イベントスタッフ・個店イベントのお手伝い・マルシェや記念パーティーへの出店などもしていますので、是非お声がけください。

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