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「 投資が最優先 」に隠されたワナ


こんにちは。

大阪でFPoffice江坂の代表をしている森です。

突然ですが、皆さんは「預金は無駄だから持ってるお金は投資に回せ」といったセリフ聞いた事ありませんか?

最近はNISAやiDeCoなどの非課税の制度がふえてきたこともあって徐々に投資人口が増え、預金しても無駄だから投資に回そうと考える方が多くなっている気がします。

このムーブは悪いことではありません。

しかし、気をつけないといけない恐ろしいワナが潜んでいることも確かです。


今回はそんな「投資最優先」に隠されたワナについて詳しく解説していきます。

投資のデメリット

皆さんもご存知の通り投資はメリットが多く、資産を形成していくにあたって必要不可欠なものです。

その一方で、投資をしていく上でデメリットとなる点もあります。

その1つが「すぐに現金化できない可能性がある」ことです。

皆さんが購入している銘柄にもよりますが、取引量が少ない銘柄はすぐに現金化できない可能性があります。

また、あなただけが現金が必要になる場合はいいですが、今回のコロナ騒動のようにみんなが現金が必要となる時があります。

そんな時はみんなが証券を現金化しようとするので価格変動が大きくなり結果的に数字が目減りしてしまうことも考えられます。

意外と大切な預金

このように全てを証券化してしまうと普段は全く問題ありませんが、有事の際に困ることになります。

投資の世界では分散投資をし、リスクヘッジを計ることが大切だと言われます。

それを考えて株以外にも債券やコモディ、不動産など持っている方も多いと思います。

その選択肢の1つとして預金をしっかりと持っておくことも大切です。

現金は銀行口座でなく証券口座に入れておいても構いません。

大切なのはすぐに手元に持ってこれるお金を作っておくということです。

最低限必要な額は?

ここまで預金の大切さについて書いてきました。

中には「そこまでは分かったけど具体的にいくらあったらいいの?」と考えている方も多いと思います。

結論から言うと、預金として持っておいた方がいい額は「生活費の1~2年分」です。

わたし個人としては生活費の2年分は必ずあった方がいいとは思います。

しかし、一人暮らしの方やいざとなれば親の援助を受けられるといった方はそこまで無くても大丈夫です。

それでも最低1年分は預金として手元に持っておきましょう。

最悪の事態に備える

ここ数年のコロナ騒動や最近のウクライナ情勢など何が起こるか分からない世の中です。

自分に何かあってお金が必要になるかもしれない。

はたまたま世界経済に何かが起こって資産が大きく目減りするかもしれない。

何かあってからでは遅いです。

何があってもいいようにリスクヘッジは必ずしておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

投資にお金を回して資産を増やしていくのもいいですが、いざという時に対処しきれなければ意味がありません。

何があってもいいようにリスクヘッジを必ずしていきましょう。

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