ワクチンのブースター接種率が高い韓国で新型コロナの感染爆発が起こり、接種率が低いインドで沈静化するという逆転現象の理由とは?
新型コロナワクチンの追加(ブースター)接種した人の割合(国別)
韓国:61.54% インド:1.41%
人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移【世界・国別】
7日間の新規感染者数(人口100万人当たり)
韓国:33513.8 インド:26.8
宮沢孝幸 京都大学ウイルス・再生医科学研究所附属感染症モデル研究センター准教授の動画解説
宮沢孝幸「なぞのウイルスにゃにゃウイルス」 2022/02/21
YouTubeのBAN回避のためのニャン語を人間語に訳し要約
【要約】
・ワクチンは、ウイルスのスパイクタンパク質に対する抗体をたくさん作るが、役に立つ抗体(中和抗体)は わずかしかない。
・新型コロナウイルスは、RNAウイルスなので ものすごく変異する。
・ワクチンを世界中で打ったので、新型ウイルスは抗体から逃げるために、スパイクタンパク質にだけ変異が入った。
・2年前の(武漢型)ウイルスに対する(古い)ワクチンでは、変異してないスパイクタンパク質に対する抗体しか誘導されない。
・ワクチンを打つと良い抗体と悪い抗体の両方ができる。良い抗体が悪い抗体を上回っていればよいが、時間経過とともに双方の量が下がってきて、逆転現象が起こる。
・新型ウイルスは受容体(ACE2)を介して細胞に入るが、ACE2がない細胞にも、Fc受容体と抗体を介して入ることができる。しかし、なぜかこの場合は細胞には入るが増えない。なので「感染増強」が起きないと言われている。
・しかし、「ADE」(抗体依存性感染増強)には、「感染増強」と「病態増悪」の2つがある。
・悪い抗体があると、ウイルスと悪い抗体が団子状になったウイルス抗体複合体という物が体の中にたくさんできる。これが悪さをする(病態増悪)。
Fc受容体に、このウイルス抗体複合体がくっ付くと、細胞にシグナルが入り、サイトカインが放出される。
・旧型のワクチンを打つと悪い抗体が増えてしまう。
打った最初の一瞬は(良い抗体の方が多いので)いいが、すぐに良い抗体と悪い抗体の量が逆転してしまう。
(公表データは、その最初の一舜部分を取り上げている)
・ワクチンを打つほどに、逆転現象に陥る間隔が短くなるために、接種回数が増えるほどに打つ間隔も短くしなければならなくなる。
・打つのであれば変異に対応した新型のワクチンを打たなければいけない。
旧型のワクチンを打てば、悪い抗体ばかりが増えてしまう。
・ワクチンを2回打った人は抗体だけではなく、細胞性免疫もできている。
細胞性免疫の方が、抗体よりもウイルス(スパイクタンパク質)に対する認識力が高く、変異に対しても強い。
ワクチンの重症化予防効果があるのは、この細胞性免疫が効いているから。
2回ワクチンを打った人は、細胞性免疫を持っている。
2回打った人も、抗体は落ちているので感染はしてしまうが、細胞性免疫を持っているので重症化しない。
・しかし、3回目を打つと一瞬だけ感染予防効果が上がるが、すぐに悪い抗体が増えてしまうので、細胞性免疫と悪い抗体とのせめぎ合いになってしまう。
逆転現象を起こし、その後数か月間脆弱になる可能性があるので、あまり意味がない。
・ワクチンを2回打った人や、感染した人が3回目を打つと、ワクチンはいろんな細胞に入るので、ワクチンを取り込んだ細胞を感染細胞と誤認して、(免疫が)総攻撃を仕掛けてくる。(3回目のワクチンは、〇〇〇〇〇一利なしに近い)
2回打っている人は強いので、わざわざ痛い思いをして打つ必要なし。
何でそんなにワクチンを打ちたがるのか?
・ワクチンを打つよりも、弱毒化したウイルスに感染する方が、圧倒的に強い免疫がつく。
・ワクチンをいくら打っても、スパイクタンパク質はどんどん逃げる(変異する)ので、感染予防効果はどんどん失われていく。
イタチごっこになる。
・スパイクタンパク質を狙ったワクチンは逃げられてしまうし、逆に悪い抗体ができる可能性がある。
一瞬はいいが、どんどんドツボにハマる。
ワクチンは限界。
何回も打つと、自分を攻撃する機会を増やすだけ。
・このワクチンは、子供に心筋炎とかいろいろ起こす。
このウイルスは子供には毒性がない。
子供に打つのは、かわいそうだ。
【参考】
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