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『LG、透明になる有機EL TV「LG SIGNATURE OLED T」を発表』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.1.9

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■LG、透明になる有機EL TV「LG SIGNATURE OLED T」を発表

 LG Electronicsは8日(米国時間)、CES 2024で実施したプレスカンファレンスにて、透過OLEDパネルを使用した透明になるTV「LG SIGNATURE OLED T」を発表した。

 プレスカンファレンスでは、製品の発表と同時に実機がステージ上に登場。映像を表示しながらパネルが透明になったり、通常の黒色になったりと変化する様子が披露された。

透明になるテレビを家の窓に使いたい!

SF心をくすぐる未来感あふれるデジタルガジェットが、1月10日から始まるCES 2024の事前プレスカンファレンスで公表されました。


向こう側が見えるテレビ

映像を映す部分は透過せず、映像以外の部分はスモークがかってはいますが向こう側が見えます。

画面の上のほうは向こう側が透過していて、月の映像の部分だけは向こう側が見えません。

画面の下のほうの星屑のような部分は完全に向こう側が見えないようになっています。

「黒」を出しても透過させないようにできるようです。


屋外OOH用にも使えそうな超巨大パネルも?

PCのアイコンを表示させている画面は透過具合がよくわかります。

プレゼン専用で市販製品ではないかもしれませんが、壁一面くらいの巨大サイズも技術的には可能なようです。このくらい大きければ屋外のデジタルOOHパネルとしても使えそうで、新しい屋外広告のカタチを実現できそうです。


外の様子がわからないタワーマンション用の窓でARは未来感高い

超高層のタワーマンションや商業ビル、オフィスビルでは、窓越しに外を見ても天気すらよくわからないことがよくあります。

また、どんな高層階でもカーテンを閉め切ってしまうと高層にいる感がわからなくなります。せっかくの高層階の眺望ですから、できるだけ外の様子が見える状態にしておきたいニーズは高いはず。

そんなタワーマンションなどの窓に、この透過型OLEDパネルを組み込むことで、外界の様子も透過して見ながら、天気などの情報を重ねて表示するARパネルとして使うのはとても未来感があります。

透過したモニターをタッチ操作する様子は、昔からあるSFを想起させます。ようやくそれが実現できる時代が来ました。


窓AR、窓発電など、窓の進化が住宅の未来

住宅の暑さの7割、寒さの6割は窓が原因ともいわれ、窓を大きく取るほど断熱性能が下がり、冷暖房に使うエネルギーが増し、CO2が増えてしまいます。とはいえ窓は解放感を得るには多くあった方がいい。

今回の透過OLEDを使ってAR窓にすれば、通常の窓よりもしかすると断熱性能は高められるかもしれません。

また、ペロブスカイト太陽電池を使った、ガラス窓を太陽光発電パネルにしてしまう製品も開発されつつあります。

ペロブスカイト太陽電池の「熱に弱く劣化が早い」という問題も解消されつつあります。そうなればいよいよ窓にも使いやすくなります。

窓の進化が住宅の未来。そう言っても過言ではない時代が来つつあるようです。

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