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『今朝、手元に現金がなくて詰んだ話~長男の運転免許の受験にて』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.8.5

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■今朝、手元に現金がなくて詰んだ話

今日8月5日の朝、高校3年生の長男が原付の運転免許を取りに、神奈川県の運転免許センターに出かけました。

出発してしばらくして、長男からLINEで「現金を忘れた」と連絡がありました。

原付の免許を取るには、手数料として8,050円(試験手数料 1,500円、交付手数料 2,050円、原付講習料 4,500円)、加えてスピード写真機の費用もかかります。

しかし、長男は手元に現金が7,000円しかないとのこと。

東京都は2021年7月1日からキャッシュレス対応済み

 警視庁の警察⼿数料等窓⼝では、2021年7⽉1⽇からキャッシュレス決済を導⼊し、クレジットカード(1回払い)、電⼦マネーによるお⽀払いが可能になります。

東京都では島しょ部も含めた102署で、運転免許はもちろん警察署で必要になる支払いのキャッシュレス化が完了していました。

クレジットカード各種と交通系(PASMO、Suica等)、iD、楽天Edy、nanaco、WAON、QUICPayに対応していますが、QRコード決済には未対応です。

神奈川県は来年8月から

 神奈川県は来年から、県内の全警察署と運転免許センター(横浜市旭区)で運転免許更新手数料などにキャッシュレス決済を導入する。

 運転免許更新のほか、車庫証明交付申請、道路使用許可申請などでは、これまで県の収入証紙を現金で購入し、手数料などを支払う必要があった。県は利便性を高めるため、これらの手続きにキャッシュレス決済を導入し、クレジットカードや「PayPay(ペイペイ)」「d払い」などのQRコード、交通系ICカードなどを利用できるようにする。

我が地元の神奈川県は、キャッシュレス対応は来年予定していると発表されています。QRコードにも対応はするものの、東京都とから遅れること4年です。

つまり、長男が向かっている二俣川の運転免許センターは、今日時点では憎っくき「現金Only」です。

7,000円しか持っていない長男は、どうにか現金を手に入れないと受験することができません。

『手元にスマホしかなくても現金を手に入れる方法』実践も…

以前『手元にスマホしかなくても現金を手に入れる方法』なんて記事を書いていますので、実践を試みます。

1.LINE Pay残高をセブンイレブンで出金する方法
2.ゆうちょ銀行の口座残高を「ゆうちょ通帳」「ゆうちょ認証」アプリを使ってATMから引き出す方法

の2つがある中で、ゆうちょ銀行の口座開設が必要な2.は無理なので、1.のLINE Payからの出金を試みます。これから親から送金もできそうですし。

LINE Pay残高をセブン-イレブンで出金

1.QRコード読み取り画面を起動させる
LINE Payメインメニュー[設定](歯車アイコン)>[出金]>[セブン銀行ATM]>[次へ]をタップ
2.セブン銀行ATMの画面をどちらかの手順で操作して、QRコードを表示させる
※ATMの機種によってメニュー画面や操作手順が異なります
[スマートフォンでの取引]を選択
[引き出し⋅預入れ⋅クレジット取引など] >[スマートフォン]を選択
3.セブン銀行ATMの画面に表示されたQRコードを読み取り、LINE Payパスワードを入力
※スマートフォン画面に企業番号とワンタイムパスワードが表示されます
4.セブン銀行ATMの画面に、企業番号とワンタイムパスワードを入力
5.出金する金額を入力

まず、長男も親もLINE Payを使ったことがないため、LINE Payの利用開始手続きからです。

手続きを開始してすぐ、「本人確認」で詰みました。

電車に乗っている長男は、パスポートは受験のために持って行っていますが、マイナンバーカードは持っていきませんでした。

LINE Payの開始手続きでは、パスポートによる本人確認はできませんでした。また、審査承認までに時間もかかります。

いざその場でゼロから手続きをすることは不可能でした。普段から緊急時に備えておくことが必要です。

PayPay送金で両替に協力してもらえ作戦

仕方がないので、最終手段だろう、道行く人に「PayPay送金するから現金ください」と協力を仰ぐことにしました。長男はこのあたりの直撃アタックは苦手ではないようで、「やってみる」と回答。

しかし、電車を降りる前に別の問題が見つかりました。

住民票を取得していない

受験には住民票が必要です。しかし、長男は今になって住民票が必要だということを知ったようです。

今は住基ネットのおかげで全国どこの役所でも住民票が取得できますし、パスポートしか持って行っていない今回のケースでも大丈夫なはずです。二俣川駅の中に行政サービスコーナーもあるので、立ち寄って手続きすれば大丈夫なはず。

しかし、現金が必要であることも、そのお金を用意していないことも、住民票を事前に取っていないことも含め、下準備が全然できていないわけです。

18歳になって免許を取るという、ある意味オトナの儀式を、自分ひとりで準備もできないということですから、これ以上親からサポートはしないことにしました。

オトナなんだから自分で準備を

結果、今日の受験は中止しました。
運転免許の試験には予約が必要で、次回は21日にしか予約が取れないのだそうです。混んでますね。

急に「スマホで現金」に対応することも難しいですし、急に明日に免許取得の日をずらすこともできないわけです。

役所のキャッシュレス対応が遅かったせいだとも言えますが、長男にとっては自分の責任でしっかり準備する重要性を学べた良い機会だと捉えることとします。

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