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『“混合デジタルツイン”から2D断面図を作成できるCADからSF透視とデジタル鬼ごっこを妄想する』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.2.25

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■BIM/CIMと点群の“混合デジタルツイン”から2D断面図をサクサク作成! KOLC+に新機能

コルク(本社:東京都豊島区)が開発・提供するBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」は、建物や構造物のBIM/CIMモデルと、現況地形の点群データ、地形の3Dモデルなど、様々な3Dデータをごちゃまぜにして共有できるので、施工管理のリモート化によく使われています。

ただ、悩ましいのはBIM/CIMと点群の“混合物”から「断面図」を作りたいときです。BIM/CIMモデルはある断面でスパッと切れるのに対し、点の集合体である点群データはなかなか簡単にはいきません。

デジタルツインやメタバースのワールドは3D CGをモデリングして作られますが、建造物の最も精巧なCGデータのひとつは建築CADです。建築の知識はさっぱりありませんが、CADデータを使ったら超精巧なワールドが作れるでしょうね。

そんなCADデータでも、「断面」を作るのは案外大変だったようです。


CADデータとLiDARスキャンの点群データをまとめて2D断面化

新規に作る建造物はCADデータがありますが、既存の建造物や建造物の周辺の地形データなどはLiDARでスキャンした「点の集合体」のデータも混在しているそうです。

CADデータと地形などのLiDARの点群データ、建造物の非破壊スキャンデータや3Dモデルをまとめて2D断面図を切り出すことができる機能が開発されたとのこと。

あくまでも建築業界での実用を求めたものですが、これがエンタメのメタバースで表現できたら楽しいことができそうな気がします。


エンタメ用途:スパイ映画のように建物を「透視」するメタバース鬼ごっこなど

これはイメージですが、ミッションインポッシブルみたいな映画でよく建物をワイヤーフレーム状に透視して侵入経路をシミュレーションしたり、壁の向こう側にいる人をスキャンしているようなシーンがあるじゃないですか。

建築と違って壁内のパイプスペースや配線まで再現する必要はありませんが、エンタメとしてああいうSF映画っぽい透視を再現したり、透視スキャンを駆使した鬼ごっこは現実世界ではできないメタバースらしい遊び方になると思います。

デジタルツインデータを使ってリアルな街中や建物、地下スペースなどを使ったデジタル鬼ごっこができれば、名所名跡などシンボル建物だけを作った地方系ワールドを1回眺めておしまいという多くの失敗例を改善できるかもしれません。みんなで集まって遊ぶエンタメ要素、大事だと思います。

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