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『Impress WatchにChatGPTで記事を要約する機能が実装』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.5.2
■Impress WatchにChatGPTで記事を要約する機能が実装
AIによる要約
日本では、スマートフォンで「フリック入力」が広く使われているが、世界的にはQWERTY入力が主流であるため、その背景と理由について解説されている。フリック入力が定着した理由は、テンキーでの入力に向いていた日本語の構造にあるとされている。一方、アルファベット圏では、PCでの文字入力があったため、QWERTYが主流となった。これらの違いが、日本と海外のスマホのメッセージングの文化の違いにも影響していることが紹介されている。両者の違いを認識しつつ、改善の声を上げることが重要とされている。
この要約はChatGPTによって自動生成されたものであり、原文の完全性や正確性を保証するものではありません。この機能はベータ運用中です。
「フリック入力」できるようになりたいなぁ、と思いつつこの記事のタイトルに惹かれて開いたところ、
AIで記事を要約する(β)
というボタンが追加されているではありませんか。
Impress Watchの記事は個人的には読み物としても楽しんでいるので長文でもよいのですが、要約は確かに便利。先に要約を読んだうえで本文を読むようにすると内容が理解しやすくもなりますし。
要約文はChatGPTの性能に依存
「原文の完全性や正確性を保証するものではありません」とある通り、要約文はChatGPTの性能に依存しています。
本来は編集部の校閲文責によって公開されるべきで、今は実験開始直後なのですべての要約文に編集部が目を通しているのかもしれませんが手は加えていないと思われます。ChatGPTの要約の仕方に問題がないことが確認されれば今後は完全にChatGPTに任せて校閲しない運用もあり得ると思います。
ChatGPTの要約は正しいか?
上記の要約文と西田 宗千佳さんの原文を読むと、要約の仕方に違和感は多少あります。
要約文では
両者の違いを認識しつつ、改善の声を上げることが重要とされている。
で締めくくられていますが、「改善の声を上げることが重要」とは原文では言っていません。
この要約文が指している原文は以下の通りです。
スマホではアルファベット圏でも「変換」が認知されてきたが、PC上の文字入力では直接入力。だから「変換作業」自体の認知度が低い。Webサービスの中には、文字入力中の確定操作などで誤動作するものもあるが、その理由は、「日本語圏などでの変換という操作が考慮されていないから」だ。
お互いのことをちゃんと認識しつつ、環境を改善していくのは難しいものだ。ちゃんと改善の声を挙げないと相手には伝わらない。一方で、日本市場の購買力が下がるということは、「日本の事情を知らない国に、独自の事情が伝わりにくくなる」ということでもある。
便利で快適な環境を得るには、結局、声の大きさも購買力も必要になるのだ。
これは私の理解では
スマホやPCのOSは英語圏のアメリカで開発されており、MS Officeなどアプリケーションも海外製が多い。その海外製のソフトウェア開発環境では日本語の「変換」操作が開発者に意識されないがために「確定操作などで誤動作」することもある。
英語圏以外では日本語以外にも中国語や韓国語でも「変換」を要するが、自分の文字入力環境以外は意識することがないのでバグが起きがち。
「変換」がある言語を意識してね!と声を挙げて開発者に伝えることと、日本マーケットでお金が動くことが日本人にとって「便利で快適な環境を得る」ことに必要だよ。
ということだと思います。
何の要約もせずに西田さんの原文を言い換えて説明してみましたが、
両者の違いを認識しつつ、改善の声を上げることが重要とされている。
この要約ではまず主語が間違っています。
「両者の違いを認識」するのは要約文だと「我々」です。
西田さんの意図は「開発者」が両者の違いを認識すべき、という理解です。
開発者の耳に届くように「声の大きさと購買力」が必要だと。
そして我々日本人は「起きている問題に対する改善の声」を挙げるのではなく、普段から「変換のない英語圏のQWERTY入力ではない人がいるんだよ」とアピールすることが必要だとしています。
この点は違和感がありますが、どこを中心に要約するかは大きくは合っているように思います。
要約があると原文を読まなくなる?
それ以外の部分は超短文に要約するならこんなもんかな?と思えますが、中国語や韓国語の事例をスクリーンショットを含めて丁寧に紹介している部分は有用な情報でしたし、やはり原文を読むことは大事だなと思いました。
ニュースサイトなど記事を読ませるネットメディアでは今後ChatGPTなどAIによる要約機能はほぼ必ず付いてくるようになるのではないかと思います。
要約がないとタイパが悪いと避けられ、要約があるからこそアクセスする・選ばれる、という競争優位性に欠かせないものになると予想するからです。
長文の要約は有料版が必要
長文を要約させるには無料版のChatGPTでは対応できません。試しにhttps://chat.openai.com/ に2000文字くらいの自分の記事をコピペしてみましたが、文字数が多すぎて無理、とアラートが出ました。
記事をたくさん掲載するメディアでは毎回コピペするわけにはいきませんのでAPIを通じて自動的に表示するように仕込むと思います。
ただ読者が「AIで要約」ボタンを押すたびにChatGPTに要約処理をさせるとトークン(=従量課金のコスト)が毎回かかるので、一度自動要約させた同じ文章を読者全員に読ませるという仕組みにするはずです。これなら1回の要約コストで済みます。
それでもWebメディアの数だけChatGPTは利用料が従量課金で入ってきますし、サブスク月額利用料も固定で入ってきます。(゚д゚)ウマー
Apple Watchのためにフリック入力に慣れたい
ChatGPTの話だけでなく今回の西田さんの記事内容にも触れると、私は西田さんと同じくQWERTY入力でスマホを使います。テンキー入力でABCを入力するのがしんどい、日本語と英語でキーボードが変わるのが嫌、というのが主な理由です。
しかしApple Watchは画面の小ささからテンキー配列の入力となります。音声入力も便利ですがメッセージ内容を声に出すのは憚られるシーンが多々あります。
Apple Watchは持ってない(!)のですが、特にLINEの通知に気づかないことがストレスで、最近のMy Wish ListのNo.1アイテムになってます。ただ腕時計をする癖がないので面倒&邪魔にも思えて躊躇しています。
いつか物欲の方が勝った時のためにフリック入力に慣れておこうか、と、この記事を読んで思った次第。
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