『ドリトス、チップスの咀嚼音を消すAIソフトウエアを開発』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.12.3
■ドリトス、チップスの咀嚼音を消すAIソフトウエアを開発
トルティーヤチップスで有名なあのドリトスがAIソリューションを開発しました。
ドリトスは↑これですね。
ドリトスが開発したのは、ボイスチャットで話しながらゲームをプレイする際に、咀嚼音がマイク越しに伝わらないように消音するAI「ドリトス・サイレント」。
お菓子メーカーなのですから、普通は「音がしないチップス」を開発しそうなものです。お菓子メーカーなのにAI開発、時代ですね。
オンラインゲームでのボイスチャットから咀嚼音を消す
スナック菓子がゲームプレイ中によく食べられていることをマーケティングデータから知ったドリトスの開発チームは、ゲーマー向けにこの「ドリトス・サイレント」を提供することにしたそうです。
FPSゲームなどではヘッドフォンの音で敵の位置を察知するべくしっかり聞こうとするので、そこに咀嚼音が混じるのは耐え難い。プレイヤー同士での会話はしたいけれど咀嚼音は聞きたくないというプレイヤーが多かったのでしょう。
私はクチャクチャという咀嚼音が本当に本当に苦手なので、「ドリトス・サイレント」は本当に嬉しい機能です。
Zoom会議でも有効
ゲーマーをターゲットに開発されたそうですが、Zoomなどオンライン会議でも有効なのだそう。仕事が忙しすぎて落ち着いて食事が摂れない人にとってもありがたいソリューションになるかもしれません。(マイクオフにすればいいじゃない、というのはその通りですが。)
ただ、「ドリトス・サイレント」はスナック菓子に特化した消音AIのようなので、ラーメンをすする音は消せないでしょうし、口いっぱいにほおばってモゴモゴになった声を補正する機能はないでしょう。
食事はできるだけちゃんと時間を取って、ゆっくり食べたいものです。
ホリのペリボーグ「ショクシ」も併用したい
ゲーム周辺機器メーカーのホリから2005年に発表された、人間のほうを機能拡張しようというコンセプト製品が「ペリボーグ」シリーズ。ペリフェラル=周辺機器と、サイボーグを組み合わせた造語でナイスネーミングです。
たとえばボタンを高速連打するなら、今までは連射機能を搭載したコントローラーを使っていました。しかしペリボーグNo.PB-001「オレコマンダー」は、人間の手に振動で震えるマシーンを取り付けて、人間に連射機能を搭載するというアプローチを採っています。
このペリボーグシリーズにあるNo.PB-002「ショクシ」は、ゲーム中にスナック菓子を食べる際、手を汚さないように指にはめて使うカトラリーです。
手を使ってスナック菓子を食べると、コントローラーがベタベタに汚れます。
No.PB-002「ショクシ」をつければ、コントローラーから持ち帰る必要なくスムーズに、手を汚さずにスナック菓子を食べることができます。
ペリボーグシリーズ、実は私の弟が開発したもので、この「ショクシ」も使わせてもらったことがあります。ジョークグッズのように見えますが、実際普通に便利です。
面白いコンセプトなのですが、現在ではもう販売されていません。残念。
「ドリトス・サイレント」を使うなら、せっかくなので「ショクシ」も併用したいところです。ホリさん再販をぜひ!
リアルシーンで咀嚼音を消せるノイキャンイヤホンが欲しい
ノイズキャンセリングイヤホンにこの機能を内蔵できれば、リアルな食事の場でも咀嚼音を消せるようになるんじゃないでしょうか。
食事中のクチャクチャ音が本当に苦手なので、咀嚼音を消せるノイズキャンセリングイヤホンが発売されたら絶対買います。
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