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『美術フォーラム21』Vol.47 特集「フォトグラフィック・アート——技術と芸術のあいだ」

私、佐藤守弘が特集(およびその他の記事)の編集を担当した『美術フォーラム21』Vol.47(きょうと視覚文化振興財団、2023年6月)が刊行されました。

『美術フォーラム21』Vol.47(表紙写真:鈴木崇《BAU》2010-2014)

写真と芸術のあいだの複雑な関係を、写真発明直前から現代のデジタル時代までおおまかに歴史を辿りながら、再考し、挑発するような論考を14編揃えました。現在の日本における写真研究の最先端を垣間見ることができる特集になったと自負しております。

『美術フォーラム21』Vol.47 目次

公式サイトでの目次情報

特集の概要については拙文をお読みください。

佐藤守弘「フォトグラフィック・アート——技術と芸術のあいだ」

特集以外にも「現代作家紹介」では、中村史子さんに金サジさんを紹介していただきましたし、表表紙は鈴木崇さんの作品を、裏表紙には島村逢紅による1930年代の作品を使いました。
また注目すべきは、スミソニアン・アメリカ美術館に近年収蔵された、アフリカ系アメリカ人たちによる/を撮影した大量の初期写真コレクション——ダゲレオタイプやティンタイプ、写真宝飾品など——について、その収蔵に関わったキュレーターのジョン・ジェイコブさんに執筆していただいたことです。カラー図版満載です! 写真史、視覚文化史のみならず、「地下鉄道(Underground Railroad)」に関わった人びとの肖像写真など、アメリカ史にとっても重要な写真を見ることができます。

入手方法


一般書店、ネット書店のほか、販売者の醍醐書房にても注文を受け付けております→醍醐書房:購入方法

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