Ko MASUDA

植物愛好家×阿仁マタギ https://lit.link/komasuda

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  • 自然思考力発電

    自然と触れ合うことで湧き出る思考は、私たちが欲している無限のエネルギーになり得るかもしれない。

  • 阿仁植物誌

    阿仁で見られる植物を蒐集します。

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移住して、マタギになって、起業して。

はじめまして、Ko MASUDAです。 中身はただのマスダなんですが、表皮というか、自分が何をやっているヒトなのか説明すると面白いかもしれません。 X. マタギの持つ力を手に入れたくてまず、私はマタギです。 皆さんはマタギをご存じでしょうか。Wikipediaで調べてみると、 『マタギは、日本の東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山岳地帯で、古い方法を用いて集団で狩猟を行う者を指す。』 と書かれています。ちょっと変わった猟師、というイメージでしょうか

    • チカラシバ、エノコログサ、キンエノコロ

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      • オオバクロモジ種子

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        • 《阿仁植物誌》ヒロハゴマキ|ガマズミ科ガマズミ属

          2024.8.15|阿仁比立内 大覚野峠 スギ林と落葉広葉樹林の間に水が流れている平地があり、オクトリカブトやミヤマイラクサ、サワアザミなどに混じって生えていた。樹高は3mほど。もさもさと群生しており、赤い果実は遠くからでも視認できるくらい目立っていた。ところどころ、果実は黒く熟していた。国有林と民有林の境界線にあたるところで定期的にメンテナンスすることもあり、何だかこのヒロハゴマキたちのためのようである。

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          2本
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          7本

        記事

          《阿仁植物誌》ミズキ|ミズキ科ミズキ属

          2024.8.15|阿仁戸鳥内 清水沢林道 見事な結実ぶりに思わず感嘆の声が出てしまった。樹高は6mほど。複数の個体が密生しているようで壁のようだった。過去にはここでツキノワグマを目撃している。このくらいの木であれば小さなクマも登りやすいだろう。直射日光の当たらない少し日陰のほうがミズキの実りは良い気がする。やはりここも少し日陰の環境だった。この手前はカーブになっていて日光の当たる角度が変わる。そこにもミズキはいて結実はしているのだが白色や緑色を呈していた。葉も少し白くなっ

          《阿仁植物誌》ミズキ|ミズキ科ミズキ属

          バラ科|シモツケソウ属|オニシモツケ

          2024.7.16|森吉山 ブナ帯キャンプ場付近 基本的には渓畔林に多くいる植物だが林道沿いにも出現する。だいたいトリアシショウマが近くにいる。油断していると撮り逃がしてしまう。花からは爽やかな香りがする。

          バラ科|シモツケソウ属|オニシモツケ

          スイカズラ科|ツクバネウツギ属|ツクバネウツギ

          2024.5.31|阿仁打当 くまくま園上 以前から目撃していたが、なかなか撮影する機会がなかった。東北地方における分布は主に太平洋側とあるが、阿仁に生息するツクバネウツギはがっつり日本海側に来てしまっている。他の場所で見つけている個体も群生しているわけではなくポツポツと隔てて生息している。ツクバネウツギの仲間は岩や崖がある厳しい地形にいるイメージだが、この個体はふかふかのミズナラ林下にいた。割と快適な環境なのだろうか。

          スイカズラ科|ツクバネウツギ属|ツクバネウツギ

          キンポウゲ科|オダマキ属|オオヤマオダマキ

          2024.6.12|阿仁中村 土平林道 県道沿いでも普通に見かける。これらの個体は民有林を通っている草刈りのされていない作業路に生えていた。周りの植物たちも背丈を伸ばそうとしているが、やはり本種は頭ひとつ高いようだ。というより、垂直方向に伸びることが得意なようである。家の周りのオオヤマオダマキたちはもう花が終わりかけていたので、もう少し暗く涼しいスギ林まで来てみたところ、ベストなタイミングで会うことができた。

          キンポウゲ科|オダマキ属|オオヤマオダマキ

          ムクロジ科|カエデ属|ミネカエデ

          2024.7.6|森吉山 石森下 この個体は樹高約4mほど。標高は1,250m付近。登山道沿いである。森吉山では普通に見られる。だからこそ写真を撮り忘れてしまうのでしっかりとしなければならない。花期はそこまで長くない。当年枝から出た明るい黄緑色の葉が目立っていた。この日はオガラバナを見た後で、その実生がないか観察しながら下山していた。だが、ミネカエデの実生だらけ。つくづく、こいつらの天下なんだなぁ。

          ムクロジ科|カエデ属|ミネカエデ

          ムクロジ科|カエデ属|オガラバナ

          2024.7.6|森吉山 石森付近 この個体は今日初めて見つけた。樹高は約4mほど。登山道からはっきり見える位置にあったものの、今まで全く気付くことができなかった。花が咲かないとハウチワカエデに紛れて見落としてしまう。開花を見落としていないということは、もしかして数年ぶりに咲いたのだろうか。標高約1,300m地点にあり、周辺にはオオシラビソ、ナナカマド、小型のダケカンバ、林床にはチシマザサが生い茂っているが、すぐ隣にはミズバショウやイワイチョウが優占する湿地になっている。明

          ムクロジ科|カエデ属|オガラバナ

          【阿仁植物紀行】つぶ沼の化け桂

          打当(うっとう)の山奥に「つぶ沼」という沼がある。巨大なツブ貝が棲んでいるという言い伝えがあるが、その姿を見た者は今日日いない。代わりに、アブラハヤやヌマエビたちが静かに暮らしている。 来訪者のいない静かな沼。季節は秋。蝉や蛙の声は消え、時折吹く風によって起こる木々がしなる音と枯れ葉の舞う音が、ただ湖面の上を渦巻いて空に消えていくのみである。 つぶ沼の北側は平地でスギ林が広がっている。反対に、南側には険しい斜面が立ちはだかる。25度~35度、場所によっては40度に達する。

          【阿仁植物紀行】つぶ沼の化け桂

          【Review】クマ対策学習会に登壇しました。

          11月14日(火)、向黒沢自治会主催の「クマ対策学習会」にシカリ・鈴木英雄氏とともに講師として登壇させていただきました。この学習会は秋田県水と緑の森づくり税事業の「令和5年度森づくり県民提案事業」を活用して開催されたようです。 県外の方々にマタギ語りをする機会はあっても、同じ県内、それも同じ北秋田市の方々にお話しさせていただくことは意外と少なかったので、今回の学習会は貴重な機会となりました。ありがとうございました。 この学習会の様子は15日付の北鹿新聞、16日付の秋田魁新

          【Review】クマ対策学習会に登壇しました。

          起業して1077日目に気付けたこと。

           2023年4月1日の朝5時過ぎ、ふと、気付けたことがあるんです。きっとこれは大切なこと。忘れないうちに記しておこうと思います。 1. ビジネスモデルよりも大切なこと 開業してから早いもので3年、おかげさまで大きな商談会にも参加させていただきました。新聞、雑誌、テレビ、いろんな方々から取材をお受けしました。ビジネスコンテストで準優勝もさせていただきました。多くの事業者や起業家、取引先の方々とお知り合いになれました。  「もっと事業を拡大して売上をあげましょう」、「年商1億

          起業して1077日目に気付けたこと。