講演家として生きる
講演…ここにわたしが拘るのには訳があります。
22年前、娘が痙攣を起こして倒れ、意識不明になっていたその時。
わたしは娘と共に付き添い入院していました。
元気いっぱいの娘がまさかこんなことで一生歩くことも、喋ることもできず、重度障がい児として生きていくことになろうとは全く思っていませんでした。
娘に付き添って簡易ベッドに寝ていたわたし。
少しだけうとうとしてしまったんだと思います。
その時に、夢を見たんです。
わたしが1000人くらいのお客様が入っている大きなホールで
壇上で講演をしている。
ものすごい満員のお客様。
表題が書かれていました。
「奇跡を信じて」
………。2000年12月のことです。
その時のわたしにはこの後わたしがどんな運命を辿っていくかなんて全く予想できていませんでした。
正直、娘がケロッと意識を取り戻すと信じていました。
「ママ、お腹すいたよう」
と起きてくると信じていました。
あれから22年。
長かったような思えば短かったような。
おかげさまで娘はお話はほぼできませんが手を引けば歩けるようになりました。毎日通所施設に通い、いきいきと生活できるようになりました。
そして…私はというと
ちゃんと初志貫徹しようと歩を進めていたのです。
講演家になる。
それが、2022年、まるで用意されていたかのように
わたしはキラキラ女性講演会という全国規模の講演会に辿り着き。
全くの未経験ながら準グランプリを受賞することが出来たのです。
その時に話した
「まぜこぜのやさしい世界を作ろう」という
表題はわたしの今後の人生の命題となりました。
わたしは今毎日、障がいのあるお子さんや成人の方向けのハートサインダンス®︎講座を開いています。
施設に通うスタイルだったり、さいたま市西区の教室に来ていただくスタイルだったり。
そして隙間時間にはzoomでお一人お一人を対象にわたしの講演を聞いていただくという草の根運動的な活動を続けています。
お一人お一人に話していきながら
ほんの少しでも世の中の差別や区別がなくなると良いな、という思いを持っています。
わたしは障がい者の娘を持つ母ですが
何も「みて、みて、親切にしてしてーー」という思いを持っているわけではありません。
どうしたら良いかわからない、スルーするしかない、という方はそれで良いんですよ。
別に私たちは可哀想なんだから助けてください、と懇願しているわけではありません。
もし、お手伝いしても良いよ、という方がいればとても助かる時もあります!
その気持ちがありがたく、うれしいです。
スルーで温かく見守っていただけたらそれも、ありがたく、うれしいです。
いろんな在り方があって良い。
でも攻撃したり、謂れのない悪口を声高に叫ぶ、というのは…やめませんか?
わたしは今後も、障がい者の母としての目線、そしてハートサインダンス®︎講師の目線から
「まぜこぜのやさしい世界を作ろう」ということを提案し続けます。
もしも賛同してくださる方がいらっしゃったら
コメント欄から応援をお願い致します。
心を込めてお礼の手紙を送らせていただきます♪
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