見出し画像

"風が吹けば桶屋が儲かる"思考の楽しさ

数年前に旧NISAで配当目的で購入したブリヂストンが再来週2月16日に決算発表があるとのことで、「そういえば最近どうかな?」と情報を集めていたら面白い情報に出会ったのでご紹介。

EV(電気自動車)って重量が内燃機関な自動車に比べ重いそうです。
大きなバッテリー容量を実現しないと長距離運航可能なスペックに
ならないので、重いバッテリーを詰めるだけ積んだ設計となっているようです。残念ながらバッテリーは外気温低下にも弱いので、冬になるとバッテリーが冷えて運航可能距離がガンガン減るという事で。バッテリーをヒーターで温めないと弱まって供給電圧を維持できないという弱点があるようです。もちろんヒーターを効かせるので走らずとも電気を食ってしまうという、なんか自滅ループな設計にならざる得ないようです。(あらあら・・)

という事で、走行距離を維持するための電力以上にヒーター部分の消費電力も加味して設計していけば、巨大で重いバッテリーを搭載することで解決することになり、その重さはそのままタイヤの負荷につながります。
タイヤの摩耗が従来のガソリン車比較で4~5倍と言うことで、車重が重いことに起因するタイヤのライフサイクルだけでなく、粉塵問題や道路寿命への悪影響も与えてしまうことになるそうです。

ってことで、タイヤのライフサイクルが短くなるであろうという事は、タイヤが今まで以上に短いサイクル期間で消費され売れていくという事で、タイヤメーカーは、EV化によりビジネスメリットを受ける可能性がありますね!
流石にタイヤメーカー側もEV車向けタイヤを新規開発しているらしく、ブリヂストンではタイヤの耐偏摩耗性能を高めたEV専用設計を採用しているようです。

とは言え、「車重が重い」という物理的な現実は避けがたく、重いものが高速で移動するということは、重さに比例してエネルギーをより多く消費して速度を維持しているという事でもありますので、まあ、椅子に座ってジャンクフードを食べている私のようなもので、なんだかんだ言う前にエコな生活を行うには「痩せてから来い!」と言われるのが落ちです。(小さい頃にミニ四駆を速く走らせるために、ボディに無駄に穴をあけまくった記憶が・・基本に立ち返ると、やっぱり車両は軽さが神なわけで・・重いのは凡才となります。)

ブリヂストンのIRサイトで確認できる中期事業計画でも「ENLITEN X BCMAの融合による価値創造X 競争優位の獲得」として今後もEV車両向けのタイヤとしての技術を高めていく計画が確認できます。

将来的にEV車両が空を飛ぶようになってしまうとタイヤの役割は減るのかもですが、まだ当面飛び立つ気配は見られないのでタイヤ市場には追い風が吹く状況が続くように見えますね!(最終的にポジショントークっぽくなってしまいましたが、お後がよろしいようで失礼します。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?