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🌲🌟クイズ:国道の最高地点(一番標高の高い所)はどこでしょう?

答えは、群馬と長野の県境よりもちょっとだけ群馬県寄りです。

草津町から志賀高原へと抜けるルート、国道292号線の途中に最高地点はあります。
標高は2172メートル

この辺りは積雪のため、11月から4月までは通行止め。
毎年、春の全線開通の前日に「雪の回廊ウォーキング」というお楽しみイベントが開催されます。
4月23日、まだ車の通らないこの道を、手袋、マフラーと共に歩いてきました。

霧の中の枯れたこうざん植物の写真

この日は麓の草津町でも冬の気候でした。
バスで白根山の辺りまで上っていきます。
スタート地点では小雨は降らないまでも、深い霧が立ち込めていました。
歩いていると湿った髪の毛先が頬にぺちぺち当たります。

しばらく行くと中央分水嶺、降った雨はここを境に日本海側と太平洋側に分かれて流れていきます。

中央分水嶺、石碑の写真


志賀高原のゆるキャラ、オコジョのおこみんが出迎えてくれました!

雪の壁でおこみんと記念撮影

雪の壁の高さは4メートル
やはり暖冬の影響で年々低くなっているみたい。

こちらが国道最高地点の石碑

石碑に腰掛ける夫と私の写真

6人程のグループに分かれてガイドさんが付き、ゆったり歩いていきます。
色々なこうざん植物や、下界にはいない鳥の説明をしてくれました。

しんようじゅ、全体の写真
葉のアップの写真

ふと、ガイドさんが針葉樹(しんようじゅ)の葉を手に取り、もみもみ……
「香ってみてください」と、私達に回してくれます。
すぅ〜〜っとレモンのような清々しい香り。
針葉樹(しんようじゅ)の種類によって微妙に香りが違うそうです。

こちらは白樺とよく似たダケカンバ
色みは明るい肌色で、まだ春を迎える前の彩度(さいど)の低い山では、美しく目を引きます。

ダケカンバの木が2本の写真

草津町付近では白樺の木が見られるが、もっと標高の高いこの付近では白樺はあまりなく、ダケカンバが多く見られるそう。
樹皮は着火性に優れていて、お盆の迎え火を炊くのに使われているそうです。

ガイドさんの後ろ姿の写真

丁度いい距離感のガイドさん
峠の楽しみ方を五感で教えてくれました。

こんな所にもふきのとうが!たくましい。

階段の脇から顔を出すふきのとうの写真

珍しい色のふきのとうも……

蕾は黄緑、葉が紫色のふきのとうの写真


群馬と長野の県境、渋峠でトイレ休憩。

地面に点線が引いてあり群馬・長野の文字が

おこみんも、群馬と長野の狭間でどっちにしようか悩み中。

途中、若干雲海(うんかい)ちっくになっていました。

山の稜線に沿うように雲が立っている写真

険しい山々に吸い込まれそうになる。

黒い山肌と雪のコントラスト強い写真


あと少しでお昼ごはん、ペースアップ!

お昼ごはんの写真

筍ごはん、とりの照り焼き、千切り芋の酢和え、茄子と人参の味噌和え、きのこ汁。
なんておいしいんだ!里山の味がたくさん歩いた体にしみる。
実は私、きのこ類全般がダメなんです。
普段なら食べないところですが、この日は同じグループの方々とテーブルを囲んでいる。
えぇーーーい!つべこべ言わず同じ釜の飯を食え!
ってことで意を決して、おおぶりのしめじをぱくっといったよ。
あら不思議。いけました。

厳しい自然の中で生きる木々の写真

ウォーキングの距離は9km
県境の剥き出しの自然の中を歩いて、いつもながら自分は自然から生きるエネルギーを頂いているんだなと実感します。

だから、一方的に楽しむのはやっぱりイヤ。
自然環境を破壊してまで、利便性を追求したくはない!

あまり人の手の入ってない所ですら、刻々と変化が訪れてるんだなと感じました。

以前は使い捨ての製品を避けたり、パッケージのゴミをなるべく減らすように心がけていましたが、ここ3ヶ月くらい、なあなあにしていた節があります。
今回のウォーキングは、もう一度自分の日々の選択を見直すきっかけになりました。