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【第4回】なぜ地域にここまでとけ込む事が出来たのか

お世話になります、森本です。

前回溢れる西粟倉愛を綴らせていただきました。まだまだ書き足りない感じです。

さて、色々と個人的な情報を飛ばしながら書かせて頂いているのですが、タイトルの通り、手前味噌ながら僕はめちゃくちゃ西粟倉にとけ込んでいます。

最近は、地元や移住者の方より

「ネイティブよりネイティブ」

とか、

「西粟倉の地元の事なら森本に聞け」

とまで言われる様になりました。ありがたいことです。

移住して消防団や自治会、神社の氏子(アイキャッチは獅子舞やらせてもらった写真です)など、入れるものにはひたすら入るスタンスで地域に飛び込みました。

しかしながら、西粟倉にとけ込むにはこういった団体や行事に参加しないといけないかと言われれば決してそうは思いません。西粟倉は多様性を受け入れてくれるので、色んなあり方があっていいと思うし、あるべきだとも思っています。

ひとつのサンプル的な記事でございます。

情報の大事さに気付かされた銀行員時代

さて、話は前職の東大阪支店時代に戻ります。僕が営業マンになった頃はリーマンショックは一段落したものの、中小企業は受注先である大手企業からの仕事はすぐ回復する様な状況ではありませんでした。

「町工場といえば東大阪」、「鉄は産業の米や!」みたいなイメージがぴったりくる上記の様な課題を抱えた中小企業をメインのお客さんとして担当させて頂いておりました。

リーマン後の景況感もあり、大体の製造業は海外に打って出ねばならぬという危機感を元に「チャイナプラスワン」という言葉が流行り中国以外の第2、第3の拠点という事で東南アジアに進出の矛先を向けている社長が多くいました。

僕は実際東南アジアなど海外諸国に進出されている取引先で聞いた海外情勢(経営状況などのセンシティブな情報をのぞくw)をまた違う取引先に届けるという鮮度の高い情報を卸しまくる事で海外展開にかかるニーズをキャッチし、現地法人設立のお手伝いや海外送金、親子ローン(日本親会社→海外子会社宛の貸付金の融資)などの案件成約に繋げていました。

情報のおかげでなんとか営業マンとして生き残れていたといっても過言ではありません。

前職の様に情報をとりに行った

再び岡山に戻ります。西粟倉は人口1,500人ほどの狭い村なので、見知らぬ人が歩いているだけでもみんな気になる地域です(笑)

また余談ですが、西粟倉は村を縦断する格好で鳥取道が通っているので、救急車が村の国道を通る=西粟倉の人が救急車で運ばれるという構図もあるので、大体「誰じゃ?」みたいな会話にもなります。

そんな村の風土にも関わらず、今は移住者が多すぎるので地元の人や先輩移住者の人たちもどんな人が移住してきてるかなんかは正直把握していません。実際僕もこの4月からどんな方が来られているのか全員把握出来ていません(笑)世帯数は過去最高を更新し続けています。すごい。

そもそも、僕は西粟倉の地場の老舗建設業(通称土建屋さん)の小松組にて研修を行う地域おこし協力隊というポジションで西粟倉に移住しました。個人向けの困りごと解決や空き家管理事業といった小松組が取り組む地域課題を解決する新規事業の推進役というポジションです。

その為、地元の人達と関わる事が多いので、顔見知りになったりお話して頂いたりする間柄になる方達は非常に増えました。

また、地域おこし協力隊や移住者という立場から同じ移住者の人達とも飲んだりするので、地元と移住者を両方知る事ができたのです。

地元の方からお家やお墓の困りごとの相談を受ける際に、

「ええ天気ですね~」

だけでは物足りず、その方が知りたい話題を提供するという一種の職業病をそのまま発揮し、

森本と話せばなにかある

的な感じで仕事だけでなく、プライベート面でもこんなコミュニケーションの取り方でやっていました。

でも、基本的に客観的な情報メインで、推測や噂話、悪口なんかは絶対に言わないですよ!結局ブーメラン的に自分に返ってくるので(笑)

そして、西粟倉は視察で行政や企業、移住者の知人などが遊びを兼ねてなど、結構な頻度で村にやって来られるので、その際に飲み会にねじ込んでもらったり、ゲストハウスで食い気味に話しかけたりと、鼻息荒めで動いていたなと今でも思います(笑)

こういった情報のインプット→アウトプットを継続した事で、視察に来られた東北の自治体で財務のお話のお仕事をさせて頂いたり、村の企業さんの事業計画書の策定をお手伝いさせてたりと、前職のスキルを活かした仕事にもつながっていたりします。




と、ここまで長々と書きましたが、最近ここまで西粟倉の情報を知り過ぎていてたまに怖がられたり、気持ち悪がられるてるな(笑)と薄々勘付いているので、一種の職業病なのでお気になさらずにという話でございます。

そして、もし西粟倉について何か知りたい事があればお気軽に連絡下さい。

それでは。

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