おうち時間

コロナ自粛前と比べて外出する日は減らしているけれど、家での過ごし方にはそんなに変化がない。部屋に引きこもって仕事をして、ごはんをつくり、気になったら掃除をして、まとまった時間ができたら少しずつ断捨離をしていく（なかなか捨てれないのでなかなか進まない）。音楽よりもradikoのタイムフリーで適当にラジオを流すのが最近のBGM。気分転換にはTVerとyoutube。時々思い立って、積ん読状態の本や雑誌を読み進めたり、ウォッチリストに入れたままの映画を観たりする。いつもどおり。

だけどついに最近、空いた時間にマスクをつくりはじめた。
不繊布マスクもそろそろ底をつきそうになっていたので、早くつくろうつくろうと思っていたけれど、ようやく。つくるのは好きなのだけど面倒くさがりのわたし。そんな面倒くさがりの気持ちを奮い立たせたのが、「ダブルガーゼ生地が買える穴場」と教えてもらって訪れた西新町アーケード内の生地屋さんだ。

西新町アーケード、徳島市に暮らしていても通ったことがほとんどない気がする。ここに生地屋さんがあったことも初めて知った。

店内は生地の山。藍染めなどの染めものに使うための白い生地を中心に取り揃えている生地屋さんなのだそう。

この生地屋さんの哀愁がたまらない。

たまらないのです。
これは、なにがなんでもこの生地をマスクに仕上げたい。どうにかがんばってマスクに仕上げたい！ 
ダブルガーゼ生地を大事に買って帰った。

捨てられない性分のおかげで実家に眠っていた大量の生地のなかからマスクに使えそうなものを選んで帰ってきて、西新町の生地屋さんで買ったダブルガーゼと合わせることにする。ネットに数々出回っているマスクのつくり方のなかからフィルターポケット付きになるような型紙を探した。実家から借りてきたミシンとは意志の疎通がうまくいかなかったため、結局手縫いをすることになったのだけど、時間に余裕さえあれば（時間があると心に余裕ができるので）もくもくと縫い続けるのも苦ではない。

いくつかの失敗を経て、ようやくなんとか好きな感じでつくりやすいと思える型紙に定まったので、この感じであと何枚か家族の分もつくる予定だ。

しばらくはおうち時間で針仕事。けっこう楽しんでいます。