松本35日。 - 31日目
/ 晴れ
滞在終了までのカウントダウンがはじまった頃から待ちわびていた快晴の日! ここ最近はずっと雲が多くて山がきれいに見えなかったので、もう出発の日までにきれいな山は拝めないかもしれないと半ば諦めかかっていた。
ようやくやってきた晴れ間! こんな良き日を逃してはいけないと、仕事を放ってしばし散歩に出かけることにした。
城山公園へ。
城山公園は約20分ほど坂道を登った先にある小高い丘の上の公園。
この坂道がほんとうにきついのでなかなか登らずにいたのだけれど、今日こそは登って絶景を楽しみたい。公園に向かう途中の道からでも、こんなにもきれいな山々と小さな松本市内が眺められる。
城山公園までの長くきつい坂道はわたしにとってはほぼ登山。
少し息切れしながらようやく公園へたどり着いたら早速ひと休みだ。サパンジのデニッシュとYUKI.RIのコーヒーは公園に着いたときのこのひと休みのために買ってきた。
公園の端っこにある展望台へと向かう。
なんて気持ちの良い景色!
この展望台では南アルプスから北アルプスまでぐるりと約180度見渡せる。こちらは北アルプス。てっぺんがもう白くなっている山もあった。
海も川も好きだけど、堂々としてどっしり構えている山々を眺めていると安心感があるなあと感じた。そして、美しいなあ。
帰りの下り坂から。
きっとここから見る夕日もきれいなんだろうなあ。
/ 猿田彦神社
坂道をぼんやりしながら下っていると、行きと違う道に出た。立ち止まってグーグルマップを開くと、猿田彦神社の分社がすぐ近くにあることがわかったので行ってみることにした。
偶然立ち寄れた、導きの神さま『猿田彦神社』。
もしかして導かれていたりするのだろうか。
今日は新月だし!
しっかりお参りさせていただきました。
よろしくお願いします。
/ guild Bekkan
さて、公園で思った以上に長居してしまって、荷物を取りに戻っているとすっかり日が暮れかかってきた。これから放りっぱなしの仕事をしなければ。
近くのコワーキングスペースへ向かおうとしたのだけれど、閉店時間まで2時間もないことに躊躇ってしまって、ふと立ち止まったところで目についたのがこの店『guild Bekkan』。
いつも通る道で気になってはいたのだけれど、看板も小さくて何を書いてるのかわからないし、トビラはなんだか開けにくい雰囲気だし、きっとおしゃれな空間に違いなさそうだったけれど、入ることはないかなと思っていた。
だけど、この日は気になって立ち止まってしまった。
念の為、よく目を凝らして看板を覗き込み、店名を確認して検索してみた。なんとインスタグラムでフォローしている店ではないか!
思い切ってトビラを開けてみた。
撮影NG店のため店内写真は無いのだけれど、それは想像どおりのおしゃれな空間。欧米のアンティーク食器や小物が、センスよくシンプルに並べられている。目に焼き付けておこうと何度もぐるぐるしていると、店主さんが話しかけてくれた。
「どなたかから聞いて来られたんですか?」
やはりこの店構え、一見さんはなかなか入ってこないのだろう。経緯を話していると、なんだか思った以上に話しやすい店主さんで楽しくなった。
聞くと、北海道の根室にも店があり、松本の店も根室の店も両方スタッフはおらず、一人だけで切り盛りしているという。なので、片方の店が開いているときはもう片方は閉まっているという状態。なんとも不思議な営業スタイルだ。
こういう店の持ち方もあるのだなあ。
自分のやりたいこととはまた違うスタイルだけど、何かもっと可能性があるような、そんなヒントになりそうな気がした。
翌日から根室の店での展示開催のために北海道へ出発するらしく、ギリギリのタイミングで松本の店を訪れることができた。
勇気を出して入ってよかった。
これもお導きでしょうか?笑
/ 今日の夜ごはん
仕事をするはずだったのに寄り道してしまったので、もうこの日は宿に帰ってラウンジの隅っこでPCを開けた。仕事をせねば。
なんとかひとつ仕事をこなしてからの遅めの夜ごはん。
味を変えたかったので、チューブ入り生姜と中華出汁を買った。
きのこの中華風炒め。今日もやっぱりきのこ。
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