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半年前に始めた競プロの今

外出を思い留めさせるに十分な猛暑が続く7月の中旬。
そして今月下旬には69歳の誕生日を迎えようとしている。

前回書いた記事から半年が経ったのであるが、はたしてその後の競技プログラミングAtCoderの成績はどうなっているか?


結論としては茶色になれている。
正確には茶色になって灰色に戻って再度茶色になって「今ここ」だ。

挑戦を開始してから約1ヶ月は結構順調にレートが上昇した。
もしかすると開始3ヶ月で茶色になれるのではと夢想した。
しかしそこからレート変動の停滞期間が3ヶ月強続く。

上昇を妨げたのは「現在の力量」という名の天井板だった。

新たな解法を学習して解ける問題を増やす、より短い時間で問題を解くということに成長がなかった訳だ。

実は未知のアルゴリズムの解説を読んでも不甲斐ないことにすぐに集中力が緩んで思考が違う方向に向いている。
歳を重ねるとよくあるのだが「あれ何をしようとしてたんだっけ」みたいなあの感じかも(ちょっと違う?)。

いや歳のせいと扱うのはなんだかずるいな。
だったら若い頃ならもっと早く成長できたかと問われたら返事に窮する自分が見えている。


とにかく半年間AtCoderのBeginnerコンテストは欠かさず参加してきた。
21時に開始されるコンテスト参加のために生活のリズムもシフトさせた。
頭がクリアに動くコンディションとコンテスト開催日が同期して幸運にも茶色になれた。

そこはよくやったとは思うが地力を成長させるための精進は不足していたし「AtCoder茶色の力がある」と胸を張る自信も実はない。

そんな自分の力量を過評価して掲げた前回記事のタイトルはこれだった。

「70歳までの残り18ヶ月でAtCoderの緑」は叶う夢か

ちょっと勢いで書いてしまったことを反省するが、これってなかなかに難しい目論見だとすでに理解している。

緑になるってそんなに簡単じゃないのです。
AtCoderで緑のゾーンにいる日本人は約3,000人です。
日本の人口を1.2億として4万人に1人しかいないということになる。

2万人が参加する神戸マラソンでスタートを待つ群衆の中に緑レベルの人を1人見つけようとすると最大で2大会分の2年間かかるということです。

訳がわかったようなわからないような例えを書きましたがそういうことです。

ちなみに茶色のゾーンにいる日本人は約5,500人です。


そんな半年の経験を踏まえて思い直した「成りたい未来の姿」はこれ。

コンテスト参加を継続しながら70歳まで茶色を維持する

いやこれでも十分目線を上に向けた目標だと思う。

ということでこれで進めていくことにします。


ついでに一言

シニアの趣味とか検索しても「プログラミング」はあるが「競技プログラミング」はまず登場しない。

そりゃそうかもしれん。
私がFM8という8ビット機でBASICを頼りなく使ったのは20代も後半というそんな世代だし今のデジタルネイティブ達に言わせれば有史以前の生き物だ。

基本ひとりで黙々と取り組むことは苦ではないし特に同じ趣味の人たちと集いたいとか思ってはいないけどシニア空間では群を抜いて人の気配がない趣味分野だなと思ったりするのです。

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