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自虐やヘラヘラすることでしかコミュニケーションを取れない

自分の隙を見せて、周りに「しっかりしろよ~」と許される環境だから業務上の不都合は無いけれど、これが後数年経ったらどうなってしまうんだろうと想像して怖くなった話。

ここ一年くらい、一人の先輩と仕事をしていた。自分のキャラが認知されているので、例えば業務中に不明瞭な点があった時に自分が取る「ここ分かんないっすね~」みたいな舐めた態度も許してくれていた。先輩は「なんだと~?ここはな~」とちゃんと相手をしてくれる。緊張感の無い態度を取る自分を許してくれる。それは自分が後輩という立場なのと、先輩が優しいのと、ある程度仲が良いからだと思う。(自分で勘違いしてるだけで本当は迷惑に思われていたらどうしよう)

最近、その先輩との案件が終わり、自分と二年目の後輩と仕事する機会が出来た。今は自分がリーダーとして仕事の舵を握っている。仕事自体は詰まりながらも進められているんだけど、仕事している時の自分って本当に面白くない。業務上のコミュニケーションは取れても、丁度良い冗談や気の利いたことが全く言えない。

自分に余裕が無いことも原因としてある。11月までは緩やかに仕事をしていたのだが、今の案件が始まった途端やることが増え、てんてこ舞い状態。こんな風に追い込まれると「ちゃんとしなきゃ」「タスクを完遂させなければ」が先行してしまい、ユーモアが死ぬ。なんも面白いことも言えない、気も遣えないボンクラの誕生ってワケ。

反対に、ずっと真面目な話をしてるとボケたくなってくる。緊張感のある空気だからこそ変なこと言ったら受けるんじゃないか……みたいな発作が起きて、後輩と二人で真剣にミーティングしている最中に「まぁこれで出来なかったら上司にめっちゃ怒られるだろうね」ってヘラヘラしながら言うと「えっ………?(なんでそんな縁起でもないこと言うんですか……?)」とドン引きされる。自分としては空気を和ませることが目的なんだけど、そのための正攻法の引き出しが無くて困っている。なんつーか、公共の場でのコミュニケーションって難しい。会議中とか、会社の飲み会とか、上司や後輩と二人きりの空間とか。

最近はそんなことにずっと頭を悩ませている。普段友達とどうやってコミュニケーション取ってたかな~って思い返したら、自虐、ヘラヘラした態度、斜に構えた発言、下ネタ、内輪ネタが殆どだった。引き出しが低俗過ぎる。負のコミュニケーションまみれじゃないか。そりゃ後輩と上手く話せないよな。

サラッとした冗談とか、さり気ない気の遣い方とか、丁度良い話題とか。正のコミュニケーションをしっかり取れる人って大人だな~と常々感じる。それに頑張っている感じが無いのもすごい。ナチュラルに自然。自分なんて緊張でしどろもどろになったり声が小さくなってしまうのに。

ちゃんとした人を目にする度に、正コミュって身に着かざるを得ない状況で磨かれたものなんだなぁと感じる。正コミュを発揮すべき場所からひたすら逃げ続けてきた人生なので、それが苦手なのは当たり前だと納得できる。中学高校くらいまでは意識して取れていた認識なんだけれど、大学生になってから全く取らなくなった。自分で環境を選べる立場になった途端、居心地が良い方へ、楽な方へと選択し続けていたら負コミュしか取れない人間になっていた。

後輩との仕事、年末の忘年会、久々の友人との再会を経て、丁度良いコミュニケーションを取れる人間にならないとな~と思った年始。ホントどうしたら良いんだろうか。負コミュとか正コミュとかごちゃごちゃ書いたけど、単純にコミュ障なだけがしてきた。しんどい。コミュニケーションのコツが書いてある自己啓発本でも読むか………。

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