スポーツにおける応用力とは?
「応用力のある選手とはどんな選手?」
と聞かれたら、
皆さんはどう答えるだろう。
応用とは
「用いて(使って)て応える」こと。
スポーツの場合は
「持っている技術を使い」
「状況に適したプレイができる」
…と言うことだろう。
そのためには、
ある程度の技術と
柔軟的で多面的な思考が必要となる。
応用的な思考を持った選手は、
プレイの幅が広く変化する状況や、
想定外の事態にも
臨機応変に対応できる。
そして
創造的なプレイができ、突破力もある。
反対に、
応用的な思考のない選手は、
指示がないと動けない、
柔軟に対処できない、
前例がなければできない。
と、いった傾向が強い。
よって、
状況が悪くても、
それを変えることができない。
応用的な思考のできない選手を分析すると、
主に2つのタイプに分かれる。
①理解しようとする努力が足りていないタイプ。
指示されたことを、
指示通りに、
マニュアル的にこなすのは得意だが、
「なぜその指示が出されたのか」
「なぜその指示に従うことで
どう変化するのか」
と言うことを考えない。
そのため、
自分だけの力では状況の変化に対応できない。
→このタイプの人は、
指示に対して「何のため」と疑問を持ち、
考える訓練をしよう。
②自分の考えに固執して融通がきかない。謙虚さがないタイプ。
過去の経験や
身の回りの狭い世界や
自分なりの常識に囚われ、
それ以外の手段を模索しようとしない。
思考が凝り固まっているため、
違う考え方の人間を受け入れられない、
もしくは、関わろうとしない。
そのため、
周りの環境が変わっても
自分は変えようともしない。
「今まで
そこそこうまくやってこられた…」
と、いう変な自信がある選手に多い。
→このタイプは、人を認めることができず、
メンター(尊敬できる人)がいないことが多い。
そこで、具体的な改善策として、
人の話に聞き耳を持つことから
始めてみると良い。
「そうなんだー」
「なるほどね!」
を口癖にして
「でも」「だって」を封印する。
1週間位続けると、
少しずつ変化が現れるはずだ。
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