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【技術】筋電義手の奥深さ~思考を現実世界で実現させる~

こんばんは、森です。

義手について、電通大がAIを活用して指をバラバラに動かせる義手を開発したとのニュースがありました。

開発した義手は腕の筋肉の動きによって発生する電気信号を検知し、動作する筋電義手の一種。
研究グループは利用者の筋肉の動きのパターンをAIで分析する手法を開発し、利用者が登録した電気信号に応じて義手の動きが変えられるようにしたとのことです。
開発した義手は国産の5指が独立で動く電動義手として初めて厚労省で認定を受けた。研究グループの横井浩史教授が最高経営責任者(CEO)を務めるスタートアップMu-BORG(ミューボーグ、東京都調布市)で義手をつくる際に必要な複数の部品を販売中で、利用者は自己負担1割で購入できるようです。


義手とは?

義手は、断端(切断部)を収納するソケットと切断レベルに応じて必要となるパーツを組合わせて製作されます。
切断レベルによって「上腕義手」、「前腕義手」などがあり、さらに機能別に「能動義手」、「装飾義手」、「筋電義手」などがあるそうです。
使用する部品は、装着者の体力や健康状態、義手への要求、職業、個人的な環境などを考慮して最適な義手が選ばれます。

動かせる「能動義手」と「筋電義手」

能動義手は、体幹や反対の腕を使ってハーネスを動かすことで操作します。
日本ではスタンダードな義手で、軽くて比較的安価であることが特徴です。

筋電義手は、脳からの指令で動く仕組みになっています。
力が強く、本物の手と同じ感覚で動かせるというメリットがあります。


本ニュースは後者の「筋電義手」に関してです。
友人が大学でスポーツ理論を学んでいた際に上記義手の授業があったみたいで、実物の滑らかさに感動したと言っていました。

脳で考えていることを現実世界で実現できること。
頭の中の無形のもの(無形といいつつシグナルとしては有形化していますが)を現実世界に形として落とせる技術、
今話題のメタバースやNFTにも根底の部分で通ずるものはあるのかなと感じます。

『思考は現実化する』

これは科学技術と直接の関連はないかもですが、よく言われていることの1つです。

アファメーションともいわれますが、大切な脳の力の1つ。
居酒屋てっぺんで社長をされている大嶋啓介さんも人間の脳の力を力説されています。

自分の望むものを描く。
望むことだけを考えて、毎日仕事します。

皆様本日も素敵な夜をお過ごしください。

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