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自治会日誌 20240203

 去年の暮れに私が住んでいる団地の大掃除があって、その時、話し合いで誰もやりたくない自治会の役員に自らやりますと申し出て、今年の四月から一年間役員として勤めを果たさなければならないことになった。これで、この団地に引っ越してきてから二回目の役員である。この団地は、とても古くてそろそろ建替えなきゃいけないとかいった議論が浮上していて、ちょっとめんどくさいことになっている。住んでいる人も年寄りばかりになっていて、その人たちがお亡くなりにならないと、建て替えは無理なんじゃないか、と密かに言っている人たちもいる。

 二月の第一週目の土曜日に、初めて来年度役員の人たちの集まりがあって、何部に所属するのか、くじ引きで決めたんだが、私は厚生部になった。

 厚生部って何やる部なんだろうか、と疑問に思って、席につくと、そこには、私以外に5人座っていた。一人は、今年度の部長さん。まず、自己紹介してください、と言われると、一人の女性が、名前と、フルタイムで仕事している、ということを伝えて、大体そんな感じで、一周する。その次に、部長を決めたいという話になると、突然、しゃべらなきゃ、みたいな感じで、一人の女性が、私は病気を持っているので、といったごく個人的な話をした。もう一人の女性は、私は年なんで、といって、言葉を濁す。めんどくさくなって、部長、副部長という役以外、何があるんですか、と前部長に聞いたら、あとは配布係が三人、という。めんどくさくなって、私は、副部長をやります、といった。そしたら、一人だけ、年配の男性がいて、その人が、部長をやるといった。彼は、理事会の委員もしているらしい。

 というわけで、すんなりとそれぞれの役割は決まったが、何の仕事をする部なのか、私にはまだ理解できていなかった。どうも、厚生部というものは、募金の集計と、長寿会の取りまとめをするらしい。そして、副部長は、パソコンでUSBを使って書類を作らなきゃいけないという大きな仕事があるらしいということが分かった。あと、銀行振込ね。平日仕事してたら、できないことなんだけど、どうしようかな。貰った仕事分担表をみたら、「訃報の受付」と書いてあるんだけど、なんだろうこれ。

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