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読書日記

202
読書記録をまとめました。
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2024年3月の記事一覧

社会起業家の話ーー『アフリカで、バッグの会社はじめました』を読んで

 江口絵理著 さ・え・ら書房 2023年出版  図書館の子どもの本のコーナーをぶらぶらしてた…

森マリアンヌ
2か月前
8

言葉は戦争より先に立つーー『武器ではなく命の水をおくりたい中村哲医師の生き方』を…

 宮田律著 平凡社 2021年出版  図書館で子供が読む本で、なにか伝記を読んでみようと思っ…

森マリアンヌ
2か月前
3

安いけどおいしいと思うイタリアーー『貧乏ピッツァ』を読んで

 ヤマザキマリ著 新潮新書 2023年出版  近所の本屋さんをぶらぶら歩いてたら、この本に出…

森マリアンヌ
2か月前
13

国籍という問題ーー温又柔著『「国語」から旅立って』

 温又柔著 新曜社よりみちパンセ 2019年出版  温さんの言語感覚がもっと知りたくなって、…

森マリアンヌ
2か月前
1

普遍的な科学のエッセイーー元村有希子著『科学のトリセツ』を読んで

 元村有希子著 毎日新聞出版 2022年出版  最寄りの図書館に行ったら、割と出版されたばか…

森マリアンヌ
3か月前
5

ロシアとウズベキスタンーー高山なおみの旅行記二冊を読んで

 『帰ってきた日々ごはん』のシリーズを黙々と読んでいたら、途中で、ロシア日記とウズベキス…

森マリアンヌ
3か月前
20

たぶんOrganicという言葉がポイントーー井手留美著『ちくまQブックス SDGS時代の食べ方』を読んで

 井手留美著 筑摩書房 2021年出版  ちくまQブックスというものが、どういうものか知らなかったが、図書館歩いてたら、ティーンズのコーナーでこの本を見かけて、面白そうだから、この本を借りてみた。  SDGsって最近すごく聞くようになった言葉だけど、それがどう説明されているのか、気になった。気になったけど、やはり、この考え方って、なんかどこか政治的なもの、ユニセフ的なものを感じる。ある人は、教育と互換性がよい、って言っていたが、その気持ちは分かるが、当たり前だろ、といった

老朽化した建物と住民ーー朝日新聞取材班『朽ちるマンション老いる住民』を読んで

 朝日新聞取材班 朝日新書 2023年出版  この本は、朝日新聞で連載されていた記事が新書に…

森マリアンヌ
3か月前

要点がつかめなかった本ーー奈倉有里著『ことばの白地図を歩く』を読んで

 奈倉有里著 創元社 2023年出版  Amazonでなんかの本検索してたら、ついでにこの本がオス…

森マリアンヌ
3か月前
5

見えない圧ーー松田青子著『自分で名付ける』を読んで

 松田青子著 集英社 2021年出版  松田青子さんの本を全部読んでみようと思って、いろいろ…

森マリアンヌ
3か月前
1

言葉と身体ーー為末大 今井むつみ著『ことば、身体、学び』を読んで

 為末大 今井むつみ 著 扶桑社新書 2023年出版  日本人のスポーツ選手で言葉が豊富な人…

森マリアンヌ
3か月前
2

ギャンブルで肝心なことーー伊集院静著『大人の男の遊び方』を読んで

 伊集院静著 双葉文庫 2017年出版  ダンディーな友達に本を贈ってあげようと思って、近所…

森マリアンヌ
3か月前
10

オノマトペの謎ーー今井むつみ 秋田喜美著『言語の本質』を読んで

 今井むつみ 秋田喜美著 中公新書 2023年出版  出版されてからすぐに新聞で取り上げられ…

森マリアンヌ
3か月前
1

素朴な感想ーー『スティーブ・ジョブズ ⅠⅡ』を読んで

 ウォルター・アイザックソン著 井口耕二訳 講談社  兄の本棚にあって、長いけど、まあ読んでみようかな、と思って、読んでみた。  二巻に別れてる分厚い本なのだが、夢中になって読んだ。伝記というものは、自分が迷ったりしているときに読むといろいろ感化される。わくわくした。  一巻は、ジョブズの若かりし頃のことが書かれていて、瞑想など、東洋思想に夢中だったヒッピーだったようで、こういう風に瞑想とか毎日してたから、クリエイティブな発想とか、徹底的にこだわる集中力が仕事で発揮され