展示会を前に地方中小メーカーが頭に入れておかないことの個人的考察。
今日は、銀座Loftで開催しているPOPUPイベントの入店支援に備えて、前入りで東京に出張にきて、「大日本市」と「ててて商談会」という2つの展示会に参加してきました。
自分自身、ハマナスを主原料にしたスキンケアメーカーを行っており、これまでにも
2017年「ダイエット&ビューティーフェア」
2018年「ギフトショー秋2018」
2018年「オーガニックライフスタイルEXPO」
2019年「ギフトショー秋2019」
に出展してきましたが、あくまでも出展者としての参加でした。
今回、初めて参加者として展示会に参加し、見てきた中でぼんやりと自分の中で、思ったことを備忘録としてまとめておきます。
ざっくりとした感想がこれ
まぁ、本当にバイイングをしたい人なら、違うと思うけど
地方の中小メーカーのプロダクトについては、事前情報も多くなく、会場で商品の説明を聞いて、それに対して自分の店舗や方針に沿ったものなのかのチェックが行われると思う。
その後、アフターの営業を行い、成約or不成約になるというのが、これまでの経験上の流れだった。
となると、これまでなにかしらの情報の接点を持っていた商品に対しては、初対面から「見たことある」という状態を作り出していて、自分たちのバイイング対象ジャンルであればより、興味関心を持ってもらえると思う。
そこで考えたのが、展示会に至るまでに店舗側(購入者)への
①情報のタッチポイント
②物体としてのタッチポイント
2点があるのかなと。
①情報のタッチポイントについて
上記のこと事柄を仮定すると、展示物のレイアウトや、装飾等はただの枝葉の部分でしかなく、展示会に至るまでにどれだけの情報を届けることができるのかが、ポイントになってくると思う。
そのためにも、誰に、どのような形で売りたいのかを明確にして、プロモーションを行っていく必要性を感じた。
そもそも展示会は「出会いの場」とも称されるけど、自分みたいに地方の中小メーカーにとっては、一回の参加でもそれなりの成果が生まれなければ、会社運営に関わる死活問題にもなってくる。「たくさんの名刺を獲得しました」だけでは、終われない。
だからこそ、「出会いの場」から「商談の場」にするべく、適切なプロモーションを行い、適切な「はじめまして」を設定していかなければならないと感じた。
情報の作り方は、様々で大手メディアでの掲載、WEBコンテンツの掲載、自社サイトでの発信等、様々であるが自社以外の掲載を狙うためには、ニュースを作っていく、掲載を獲得していかなければならないはず。
そして②物とのタッチポイントについて
①で培ってきた、関係性が2次元的なバーチャルな体験だとすると、物との出会いは、3次元的リアルな体験になる。
その時に、商品そのものの価値がなければ購買にもつながらなし、購買につながったとしても、リピートに結びつけることができない。
だからこそ、より優れたプロダクトと、これまで知らなかった新たな情報(メーカー本人による生の声)がここで必要になってくると思う。
おそらく自分の商品の一番のファンは、作った自分たちであって、そこがなければ、きっとお客様にも伝わらない。
実際、自分自身スキンケア商品では他にも優れたものはあるけど、自分の商品が一番だと考えてる。
そうした、想いをプロダクトに乗せ、言葉に代えて伝えていかないといけないと思う。
もちろん、他のメーカーさんたちはあくまでも、こういったことを普通にしていて、普通に考えて、実行していると思うけど、自分自身初めての商品販売に関わり、大枠は教えてもらえるけど、細かい部分は全部自分で探すしかない状態だったから、恥ずかしいことにようやく気付けたことである。
地方では、物をつくって完成。
と揶揄されるように、そんな状況を生み出さないために、次回以降の展示会では、なんとか実を結んでいきたいと思える1日になった。
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