【君とは戦わない】映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」は、前作からなんと70年経ったスティーブ・ロジャースがシリーズ随一の活躍を見せる傑作映画?!
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1.映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」は、前作からなんと70年経ったスティーブ・ロジャースがシリーズ随一の活躍を見せる傑作映画?!
映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」は2014年に公開されたキャプテン・アメリカ・シリーズ第2弾です。
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズとしては第9作品目。
公式ページはこちら。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー|ディズニー公式
予告編はこちら。
前作「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」は、スティーブ・ロジャースがいかにしてキャプテン・アメリカというスーパー・ヒーローにまで成長したか、というストーリーでした。
それが今作「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」では、まさにスーパー・ヒーローそのものと言えるようなアクション性の高い快作に仕上がっています。
70年後にこういった状態で活躍というのは、スティーブが望んだことではなかったかもしれません。
しかしその大活躍ぶりは、若き日のまだ貧弱な若者でしかなかったスティーブがまさに望んでいた姿であったでしょう。
ナターシャ・ロマノフには何度も女性と付き合う気はないの?と問いかけられますが、忙しいから、とあっさり拒否。
これはペギー・カーターとのラブロマンスを失ってしまったことへのショックと、新しい環境へ適応しなくてはならないことはわかっていても、おそらく心が拒否してしまっていたことの表れでしょう。
「アベンジャーズ4/エンドゲーム」のラストでタイム・スリップから戻らず、そのまま過去で自分の人生をまっとうし、
「自分の人生を生きてきたよ。」
と告白したスティーブが、過去でペギー・カーターと本当に結ばれることができたのかはわかりません。
ペギー・カーターは「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でスティーブに命を救われた人と結婚したと語っています。
ですので、スティーブのタイム・スリップ後、本当に2人が本当に結ばれたのか、これも微妙なところでしょう。
2人がついに結ばれることがなかったとしても、自分のもともと生きてきた過去の良き時代に戻ることのできた喜びは、何ものにも代えがたいものであったかもしれません。
スティーブのような誠実過ぎるほどの人柄は、むしろ現代社会では生きづらいかもしれません。
しかしその誠実さと誇り高さが産んだ彼のリーダーシップ故に、今作ではS.H.I.E.L.D.内の実質的リーダーとして大活躍することになります。
本当にテンポが良くて、アクションシーンも素晴らしく、MCUの中でも、スティーブ・ロジャースが随一の活躍を見せる傑作映画であると思います。
それでは映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のあらすじから順にご紹介していきましょう。
2.映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のあらすじと結末(ラスト)
「左から失礼。」
「左から失礼。」
スティーブ・ロジャースはランニング中、トレーニング・パートナーのサム・ウィルソンを何度も何度も追い抜かしていきます。
最後はサムはへたばって、樹の下に座り込んでしまいます。
「新しい肺をくれ。」
「ハーフマラソン30分で走れるぞ。」
「もっと速い。」
「マジか?調子に乗るな。」
70年経って冷凍睡眠から覚めてもスティーブの超人的能力はまったく衰えのないものでした。
サムは苦笑いしながらも、スティーブとのパートナー・シップを楽しんでいました。
「昔が懐かしい?」
「今の時代も悪くないよ。」
「頑張って適応中さ。」
「マーヴィンゲイの72年の『トラブル・マン』だ。」
「その一枚で全てわかる。」
スティーブは手帳にメモします。
手帳には他にもスター・ウォーズやニルヴァーナの名前がありました。
彼なりに必死に新しいことを覚え、新しい時代に適応しようとしていたのです。
そんなある日、S.H.I.E.L.D.(シールド)の船が襲撃され、キャプテン・アメリカは、ブラック・ウィドウ、ブロック・ラムロウ達と救出に向かいます。
その最中、ブラック・ウィドウだけが別の動きをしていることに気づき、ニック・フューリーから、もう1つの任務を任されていたことを知ります。
スティーブはそれが「インサイト計画」というものであることを知ります。
フューリーの説明によると、これは船から打ち上げたスパイ衛星によって敵を捉えて、3機のヘリキャリアと衛星をリンクする最新の防衛システムであるということでした。
「この長距離機関砲は1分間で1000人を殺せる。」
「テロリストの DNA を衛星が読み取り、速やかに脅威を排除する。」
「罪を犯す前に?」
「待つ余裕はない。」
「ニューヨーク襲撃後、私はテロ対策の強化を訴えた。」
「全人類に銃を突きつけるのか?」
「これは恐怖だろ?」
そしてフューリー自身もこの計画に違和感があり、データが解析できないことを不審に思ったフューリーは、世界安全保障委員会の高官であるアレクサンダー・ピアースに異議を申し立てます。
その直後、フューリーはウィンター・ソルジャー(過去50年で、20件以上の暗殺に関与している)と呼ばれる伝説の暗殺者率いる部隊の襲撃を受けます。
フューリーはスティーブのアパートに血だらけで逃げ込み、
「盗聴されてる。」
「S.H.I.E.L.D.が危ない。」
「誰も信用するな。」
と言ってUSBメモリを手渡した途端に、またウィンター・ソルジャーの狙撃を受けて、手術を受けますが、助からず死亡が確認されます。
スティーブはピアースに面会します。
ピアースは、フューリーが組織を裏切って、その為死亡したのだと主張しますが、スティーブはそれを信じません。
「フューリーも私も現実家でね。」
「世界を改革するには、時に古い物を壊さねばならん。」
「それは敵を作る。」
「連中は非難する。」
「世界を良くするために手を汚すのかと。」
「私は友の死の真相を必ず暴く。」
「邪魔する者は容赦しない。」
そしてスティーブはエレベーターの中でラムロウの部隊に襲撃されます。
かろうじて逃げ切ったスティーブは、今度はピアースに指名手配され、ブラック・ウィドウと共に逃亡しながら、事件の真相を探っていきます。
スティーブとブラック・ウィドウはUSBメモリのデータを利用して見つけたS.H.I.E.L.D.の無人の格納庫へ潜入し、古びたスーパーコンピュータを起動します。
その中には、死んだはずのヒドラの科学者アーニム・ゾラの意識だけが保存されていました。
そしてゾラは、かつて壊滅したはずのヒドラがS.H.I.E.L.D.内部で密かに活動を続けていると2人に教えます。
「頭を切っても次は2つ生えてくる。」
「人類に自由は委ねられない。」
「その信念のもと、ヒドラは生まれた。」
「自由を守るために人類は抵抗した。」
「自ら自由を放棄させる必要があった。」
「新たなヒドラがS.H.I.E.L.D.の中で寄生虫のように育った。」
「70年の間、ヒドラは危機や戦争を画策し、巨大化してきた。」
「歴史が逆らえば、歴史を変えた。」
「ヒドラは世界を混沌とさせ、ついに人類は安全を手に入れるべく、 自由を捨てる。」
「ひとたび純化が完了すれば、新たな世界秩序が誕生する。」
「我々は勝利した。」
「君の死は君の命と同じ価値がある。」
「どちらもゼロだ。」
そしてミサイルがやって来て、この格納庫は破壊されます。
スティーブとナターシャは、サム・ウィルソンと落ち合い、助けを求めます。
3人はS.H.I.E.L.D.エージェントのジャスパー・シットウェルがヒドラのスパイであることを特定します。
そしてシットウェルを捕まえると、シットウェルは、将来ヒドラの計画の邪魔になる恐れがある個人を特定できるアルゴリズムをゾラが開発していたのだと白状します。
3人はウィンター・ソルジャー率いる武装集団の襲撃に遭います。
そして戦闘中にスティーブが見たウィンター・ソルジャーの素顔は、第二次世界大戦中に死んだはずの親友バッキー・バーンズでした。
3人は捕獲されますが、マリア・ヒルによって助け出され、死を偽装することにより難を逃れていたフューリーと再会します。
インサイト計画を阻止するために、彼らは作戦を練ります。
「ヘリキャリアは高度900mで衛星とリンクし、完全武装が完了する。」
「その前に標的を選択するブレードの交換を。 」
「3機全てに同じ作業が必要よ。」
「1機でも武装が完了すれば、無数の犠牲者が。」
彼らはヘリキャリアのコントロール・チップを交換することで、ヘリキャリアを自滅させる作戦を実行に移します。
世界安全保障委員会のメンバーはヘリキャリアー発進のためにトリスケリオン(S.H.I.E.L.D.の本部施設)に集結し、スティーブはヒドラの陰謀を館内放送で暴露します。
スティーブとサムは2隻のヘリキャリアーに突入し、チップの交換に成功しますが、3隻目でウィンター・ソルジャーが現れ、スティーブと戦闘になります。
スティーブはかつての親友であるウィンター・ソルジャーと戦うことができませんでした。
そしてヘリキャリアーがトリスケリオンに衝突して、スティーブはポトマック川へと投げ出されます。
地上に降りたウィンター・ソルジャーは、ようやくスティーブのことを思い出したのか、スティーブを助け出して、その場を去ります。
ヘリキャリアーは全機とも壊滅し、ピアースはフューリーの銃弾に倒れ、事件は一応の決着が付きます。
3.映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」結末(ラスト)の、その後...
映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のラストシーン...
フューリーの墓の前に、フューリー自身とスティーブとサムが立ち、フューリーはこう言います。
「ファイルによればヒドラの残党は大勢いる。」
「私はヨーロッパへ発つ。君も来るか?」
しかし2人は断ります。
「私の消息を聞かれたら、ここだと言ってくれ。」
そこへブラック・ウィドウも姿を現し、スティーブに頼まれていた資料を渡します。
スティーブはあくまで親友だったバッキーを追い続けるつもりだったのです。
サムも資料を覗き込み、
「追うのか?」
と尋ねます。
「君はよせ。」
「いつ始める?」
これが映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のあらすじです。
ポストクレジットシーンでは、ヒドラの研究所でバロン・ストラッカーは、
「ヒドラは今や強大な力を得た。」
「世界中でヒドラの施設が成果を上げている。」
「スパイとヒーローの時代は終わった。」
「奇跡の時代だよ。」
「この世で最大の恐怖は奇跡だ。」
と言い、そしてガラス張りの部屋に閉じ込められたクイックシルバーとスカーレット・ウィッチの姿が映し出されますが、この2人の物語は、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に持ち越されます。
またウィンター・ソルジャーはスミソニアン博物館を訪れ、そこで記念館にあるバッキー・バーンズのパネルを目にするのですが、このバッキーの話の続きは映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」以降になります。
Captain America will return in avengers: age of ultron!
今回の記事はこれで終わりです。
それでは最後まで読んで頂いてどうもありがとうございました。
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