老後2000万円問題を個人的に考えてみた

金融庁の「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」が問題になっています。今回はこのテーマについて、個人的に考えてみました。

条件:40歳夫婦共働き、65歳で住宅ローンを完済した場合

現在の生活レベルを落とさない場合の老後の生活費を算出してみました。

仮に現在生活費が400万円(家賃を含め)かかっている場合、老後ローンを完済した後のかかる生活費は330万円だが、インフレ等を考慮すると20年後の生活費を1.2倍にし、396万円が必要と算出できる。

現在共働きで将来もらえる年金額が二人合計で320万円とすると下記の計算になる

年金の計算方法:https://money-viva.jp/nenkin/0001/

396 - 320 =76万円(年間不足する額)

一ヶ月で換算すると6万3000円足りない........

2人で生きるセカンドライフが15年想定で計算すると年金の他に1140万必要となる

更にその後、妻だけで生きるサードライフを考えると妻1人にかかる生活費は、単純に半分にするのではなく396万円から0.7かけた金額はかかること想定すると277万円は必要になる

これを妻だけの年金で考えると277 - 160=117万円

一ヶ月で換算すると9万7500円足りない........

サードライフを10年想定で計算すると1170万円必要となる

このことから老後も現在の生活レベルを落とさないで生活するには、

1140 + 1170=2310万円は必要になる

よって65歳までに年間で約100万円ずつの貯金が必要に......

実際に2000万円問題を考えてみて、お金が全てではないが現実と向き合い、不安が少しだけ解消された気がします。ただもう少し早い段階でこの現実と向き合えれば良かったと思いました。