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キュアプレシャスの2000キロカロリーパンチ

現在、絶賛放送中のデリシャスパーティプリキュア。

その主人公の一人、キュアプレシャスが放つ「2000キロカロリーパンチ」が好き、それだけの内容です。

※以下、「500キロカロリーパンチ」も「1000キロカロリーパンチ」も同じものだと思ってください。

少年の夢

第1話で、プレシャスの「500キロカロリーパンチ」を観たときは、ネーミングにも作画の迫力にも衝撃を受けました。そして何より、己の拳一つでパワーを叩き込むシンプルさに惚れました。

思えば、スタートゥインクルプリキュアのキュアスターもパンチが得意で、あの見事な振り抜きぶりが好きだったことを思い出します。
また、ちょうど最近まで観ていたジョジョ3部のスタープラチナも、拳を叩き込むイメージが重なります。

プリキュアシリーズを観始めて、それなりの年数になりますが、いつからか少年漫画やバトル物の側面を強く意識するようになりました。作品の制作が東映アニメーションということもあり、その魅力が存分に生まれているからでしょう。

その中で、好きなキャラがとっておきの技を持っていて、それが相手に強烈のな一撃をお見舞いするものであってみれば、かつて少年だった自分の心も疼くというものです。

近年のプリキュアは、メインターゲットである女児向けのコスメも展開するなど、依然として少女たちの憧れであり続けています。一方で、戦闘の局面に目を向けてみると、少年漫画顔負けの迫力ある場面の連続で、プレシャスの「500キロカロリーパンチ」には、少年の夢やロマンも背負っているように感じられました。

「500キロカロリーパンチ」は物語が大事な局面を迎えるごとに、「1000キロカロリーパンチ」、「2000キロカロリーパンチ」と威力を増していますが、パワーアップと同時にインフレも進行しているのもミソですね。

一撃必殺の美学

「2000キロカロリーパンチ」の魅力は、強烈な一撃をお見舞いするところにあると思っています。こうした技のお決まりとして、小回りを利かせて連発するのが難しいもの。

その性質と、司令塔マリちゃんを中心としたチームデパプリの連携が光るシーンが多く、この技が好きな理由の一つにもなっています。
徐々に強大化する敵を相手に、全員が連携して突破口を開いて、プレシャスが決めるシーンが素晴らしいです。

2022年9月11日までの放送時点で、お気に入りの話数を挙げてみました。

1話

記念すべき「500キロカロリーパンチ」1発目。相手の攻撃をガードして、岩を蹴り返してからの一撃。初手から、全身のパワーをぶつけに行っているのがGOOD。

16話

キュアヤムヤムお当番回。全員がピンチの中、ヤムヤムの機転からウバウゾウを切り崩してからの一撃。

17話

マリちゃんが相手の弱点を発見、キュアスパイシーが注意をひきつけ、ヤムヤムとブラぺが立て続けに攻め立て、とどめの一撃。

25話

「2000キロカロリーパンチ」にパワーアップした回。「1000キロカロリーパンチ」を一度弾かれてから、おばあちゃんの言葉と全員の想いを乗せた渾身の一撃。
パンチを放つまでの流れも、想いを乗せるストーリーも完璧でした。

終わりに

下手な小細工なしにパワーをぶつける感じがとにかく好き。プレシャスの真っすぐさも相まって、とても良いですね。

9月23日には映画の公開も迫り、こちらも楽しみです。

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