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営業は楽じゃないのよ。

自分たちで育てたブドウをワインにしてもらい販売する体制も整いましたが
出来たワインを今度は販売しなければなりません。

自分は前職でアパレルの販売員をやっていました。
来たお客様に対してはお話しながら営業する事は出来ますが
自分から営業する事はやったことはありません。
俗に言う飛び込み営業ってヤツです。

色々考えた結果、地道に飲食店さんや酒販店さんを一件づつ回ることにしました。
ネットで下調べをしてアポイントを取るために電話やメールでお願いして
直接会って自分の考えやこれからの展望をお話して試飲をしてもらったり
畑を案内したりと。この方法は今でも変わりません。

ワイナリー事業を展開していく中で何度も耳にする言葉が一つありますが
それは『売るのが一番大変』です。
自分も身に染みてそう思います。
どの業界でも同じだと思いますが商品を売り込むことは労力もかかるし
一番大変な仕事の一つだと自分は思います。
事業を継続するためには出来た商品を販売してキャッシュを回さないといけません。
会社の看板(ブランド)が認知されていないまだまだこれからの
ワイナリー(この時はまだ畑だけですが)が商品を買ってもらう苦労は
わかっちゃいましたが結構大変です。

上手くいかないことの方が多いですが話がまとまって取引が開始するとなんとも言えない嬉しさがあります。
場数もそれなりに踏んだこともありますが今では営業活動が一番好きかもしれないと錯覚しています。
打たれ強くなりました。(神経が鈍くなっただけかも)

ワインの委託先、販売免許の取得、販路開拓など事業の幅を少しづつ広げ始めた2020年春に自社ワイナリーを設立するために本格的に動き出しました。
この年に大きな転機が訪れます。
神奈川県初のワイン特区認定です。

つづく


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