ブラックホールがつなげたワームホールと量子もつれ
現代物理学の世界では、マクロな世界の理論である「一般相対性理論」と、ミクロな世界の理論である「量子力学」を統合することが、目指されています。
この統合理論は「量子重力理論」と呼ばれ、その最終的な形は「万物理論」とも呼ばれます。
現在のところ、「超弦理論」や「ループ量子重力理論」が有望な理論とされています。
一般相対性理論は、重力を時空の歪んだ幾何学構造として表現します。
一方、量子力学は、時空を前提としますが、物質は確率的な存在です。
両者を統合するには、時空の幾何学の揺ら