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他者を通した自己への恐怖

一昨日(正確には日を跨いだので昨日の0時)、LINEでトークをする中で「本当SNSに首輪つけられてるよね」「もっと自信持った方がいいと思う」「自分の自意識と自己愛が怖いみたいだけどそこに飛び込むのも手だと思う」と言われた。驚いた。ぶっ飛んだ才能もないので常に自分自身を周りより下だと思って過ごしていた(事実そうだと思ってる)。

実際、本心で自分がすごいと思ったことは今まで殆どなかった。自分が周りより上だったときは数回あったが、毎回自身以外を下に見てしまったので後悔からすごいと思うことが怖くなった。それだけに「自分の自意識に飛び込む」ことが怖い。見抜かれていた。

「下位互換」という言葉があるが、自分の周りにいる或る人は「下位互換は互換性ない」とよく言う。上位互換には価値があるが、下位互換は互換する必要がない、すなわち価値がないということだ。

世の中(自分の周りにすら)には、各分野(芸術や学力に限らず性格面でも)における自分の上位互換がいる。なら自分の「個性」ってなんだろう。目を見張るような技能が1つもないような人に「個性」はないし、自分は互換の必要がない誰かの「下位互換」ではないか。
きっと昨日のLINEはこういう自己肯定感が低い性格に対するものなのだと思う。

かの有名なラッパーはMCバトルの中で「お前が認めてくれなくたって誰よりも俺が俺のことを認めてるんだ」と言った。人に言わずとも、自分の心持ちとして心の中でこう言えるようになりたい。

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