諦めたくないもの

これだけは譲れない。
というものが誰にでもあると思う。
もちろん私にもある。

しかし、ここ最近まで自分の譲れないものがなんなのか、わからなくなっていた。

コロナ禍で日常は違和感のあるものとなり、その違和感が少しずつ日常に馴染んだ。
人と会っても顔が見えないのが当たり前で、似ている人を見かけても、声をかけにくい世界になった。


ここ2年の間に、私の働き方は、在宅を貫いている(一時期少しだけパートに出たがすぐ戻った)


正直、所得は低下して日々の生活ギリギリ! なんていう状況もやってくる。
追い詰められて、求人誌を読み漁ったり、スマホで検索かけたりして、自分の条件(主に休日)に合うものを探す日々もあった。
しかし、条件の合うところなんてそう簡単に見つからない。
それでも外に出て働きなくないのには理由があった。

私は、子どもたちが学校から帰ってきたときに、自宅にいて

・「おかえり」と、言いたい! 
・子どもの休日は子どもと過ごしたい! 

とずっと思っているからだ。


独身ではないし、自分の理想ばかり追い求め続けるのは、ワガママなのかもしれない。
それでも、私自身の精神衛生のため、「心」を守るため、「在宅を諦める」という選択肢はなかった。


もちろん在宅で働いていても、子どもたちの体調不良や不測の事態によって、リスケしなければならない状況も多々ある。

仕事関係の人にご迷惑をおかけすることもあるだろうし、在宅ワーカーだからと言って、一人で生きているわけではない。

しかし、私にとって、外で働くことほど時間や場所に拘束され、メンタルを削がれる働き方はないのだ。


ある程度余裕を持ったスケジュールをたて、時間にも場所にも選択肢を持てる。
私が自分自身を守るため、子どもたちとの時間を守るために、諦めずに求め続け、もう3年になる。


ようやく、自分の求めていた状態に近づいてきた! と言えるようになった。

一人で生きているのではない。
これからも、無理のない範囲で、自分らしい生き方を諦めず(場合によっては多少の妥協もあるかもしれないが)私らしく毎日を暮らしていこうと思う。



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