不況生まれ不況育ちのマキシマリスト宣言。

平成2年生まれ。昔どこかで読んだ「不況なの？　好景気なんて　知らないし」の女子高生川柳に、首がもげるほど同意してしまう世代。

「ゆとり世代」と、持て囃されたりディスられたり忙しい。

かつては「平成生まれなの？若いわね～」と見知らぬおばさんに言われたり、「平成生まれが今年ついに社会人に」なんてニュースになったりしたけれど、今やそのポジションは令和生まれへと譲り、平成生まれも立派に30を超えました。

今までの人生、世の中の懐事情は大体冷え冷え、「シェアの精神」、「持たない生活」が美徳とされてきた。

バブルみたいな、ゴテゴテ、ギラギラ、おおげさなものは下品でいやね。肩から黒い電話さげて燃費の悪いスポーツカーに乗り込もうっての？あなた一体いつの人間よ。そもそもそんなにモノを買うお金、ないでしょう？

流行りのデザインは、シンプル、ミニマル、エフォートレス。アップル製品片手に、カーシェアでお出かけが私たちには合っている。

Konmariを見てごらんなさい、ミニマリストこそが世界的な潮流でしょ。

…と大多数の人々は言うのだろう。

これから始まるのは、この「私たち」に入り損ねた、物欲、独占欲ともに強めアラサーお買い物日記。

どちらを向いても「ミニマリスト」、「断捨離」、そんな世界に反旗を翻すマキシマリストのお話、ここに開幕。