制作日記


◎進捗ステータス

(最終更新'24/6/24)

1:完
2:完
3:完
4:ほぼ完
5:書き途中


◎おわびその2

(更新終了'24/1/18)

リンク (再発防止が不十分だったので今後気をつける旨)

◎おわび

(更新終了'23/11/16)

 まず、バカみてえにチンタラしていてごめんなさい。
 そのうえにデータをうっかり消してしまい、サルベージ不可能でした。(想像にお任せしますが、単に誤操作、というのが自分側の認識です)
 この日付以後は、未完成部分を埋めつつ、一度書いた部分の再現も試みています。


◎計画性

(最終更新'23/11/16)

計画性が0 → こうしてみよう (暫定)
・調べ物
読みたい本/調べたい要素リストアップする (最大1ヶ月ほどで) (読み始めない)
読み込みながら作業 (予定外の{本/要素}に手を広げない 無限に時間食うし途中で足した要素がまとめきれないため) (せめて、予定した要素の掘り下げや既読本の読み返しに限る)
※ 踏み固めた情報源は、ここにメモっておく (曖昧になった自分が最大の敵なので) (マウント視されたり先に活用されたりが起きても気にしない 「や、何の自信だよ」 ←そうな)
※ テンション下がったら民話や芸能や魔物事典みたいな、短くて脳に入りやすいものを読むのは可 ←これはずっとしている

・書き物
大筋を考える (踏み台にして具体化に向かう ここをスキップしない) (決め打ちも避ける 初手細部埋めたくなるけど、それは後で刈れないので破綻に向かう)
必要なパートを列挙して、一通り書く (力を抜く 出来は悪いものとして、ひとまず特定パートに固執しない) (大筋~粗く全体、を1ヶ月半ほどで)
粗探しをして、推敲やパート増減に派生 (大筋が覆る変更をしない) (本当に余裕あったら、各パートの充実をしてもよい)
だいたい何か忘れているので、客観視できるまで待ってから出す (3週間ぐらい見ておく ここは最悪飛ばせるが、どうせ作業で上書きされる)


・調べ物、要る? (調べてやっとなものってお話の役に立ってる?)
→ やる (これは必ずしもお話の面白さのためではなくて、知る楽しみを知りたくてやってる) (でも今の俺がハマるとお話が爆発するのは理解した)


◎読んだ

・一読済み、一部分だけを

・資料
『シバとハナ/原 泰根』:(樒の)俗説 部分:'23/8/3以前
『絵馬秘史/岩井 宏実』:むかさり絵馬 部分:'23/8/3以前
『怪異の民俗学 4 鬼/小松 和彦』:酒呑童子 部分:'23/8/3以前
『日本人はどのように森をつくってきたのか/コンラッド・タットマン』:前から1/3ぐらい:'23/8/11以前
   :中世まで:'24/5/19以前
『犬の日本史/谷口 研語』:室町時代・弱肉強食 部分:'23/8/11
『藁綱論/橋本 鉄男』:樒 部分:'23/8/12
『庶民信仰の世界 恐山信仰とオシラサン信仰/楠 正弘』:恐山 部分:'23/8/17
『子どもの中世史/斉藤 研一』:安産祈願のまじない(甑落としと土器破り)・働く子ども・人さらい(子取り)・賽の河原・石女地獄 部分:'23/9/6
『日本子守唄集成/尾原 昭夫』:東北・関東(東京だけやたら多いので未読)・北陸 部分:'23/9/8
『巫俗と他界観の民俗学的研究/高松 敬吉』:(第一部中の) イタコの口寄せ 部分(イタコ/カミサマ/ゴミソ/イチコの生業として、他にもオシラ遊ばせや神寄せ(氏神の降霊)、易占や民間療法なども載る):'23/9/20以前
   :婆講、葬儀風習、山ガケ 部分:'24/1/12
珍寺大道場/小嶋 独観』:『ムカサリ絵馬3/山形県』部分:'23/9/20以前
   :『ムカサリ絵馬/山形県村山地方 』・『ムカサリ絵馬2/山形県』・『ムカサリ絵馬4/山形県』 部分:'23/9/20
『SP盤復刻 東亜の音楽/田辺 尚雄』(音楽):全曲、原盤の解説のうち総論・満州・ジャワ・バリ 部分:'23/11ごろ
『続群書類従 第31輯 上/塙 保己一』:『金瘡秘伝』上 部分:'23/11/5
『雑穀 Ⅰ/木村 茂光 ほか』:中世以前をつまみ読み:'23/11/5
『ものと人間の文化史 102 箸』:平安~室町 部分:'23/11/9
『イラストでよくわかる 0〜6歳児の発達と保育』:0ヶ月~9ヶ月、体調不良時 部分:'23/11/12
『雑穀 Ⅱ/木村 茂光 ほか』:索餅 部分:'23/11/23
   :中世の粉食 部分:'24/5/19以前
『煉丹術の世界/秋岡 英行』:1章≒略史 部分:'23/12/6
『阿弥衆/桜井 哲夫』:陣僧・時衆 部分:'23/12/14
『杣と木地屋/山村民俗の会』:九州山地五木村、岐阜萩原町、新潟県糸魚川市 部分:'23/12/15以前
『飢饉日本史/中島 陽一郎』:前1/3ほど:'23/12/14
『狐付きと狐落とし/中村 禎里』:憑依治療、狐持ち筋 部分:'23/12/30以前
『民俗小事典 死と葬送』:雑多:'24/1/17
『47都道府県 米/雑穀百科/井上 繁』:『第Ⅰ部 米/雑穀の基礎知識』 部分:'24/1/19
『婚姻の民俗/江守 五夫』:日本 部分:'24/1/19
『日本医療史/新村 拓』:江戸の種痘 部分:'24/1/23以前
   :古代、中世の鎌倉・室町 部分:'24/5/19以前
『講座家族 3 婚姻の成立/青山 道夫 ほか』:日本の習俗、村落での若者仲間と宿 部分:'24/1/31
   :婚約、仲人、婚礼 部分:'24/5/19以前
『歌垣の世界 歌垣文化圏の中の日本/工藤 隆』:前1/3ほど:'24/1/31
『百姓伝記 下/古島 敏雄』:『麦作集』、穀物、野菜 部分:'24/5/19以前
『しぐさの民俗学/常光 徹』:狐窓、くしゃみと呪文 部分:'24/5/19以前
『全集日本の食文化 三 米・麦・雑穀・豆/芳賀 登 ほか』:小麦栽培史、索餅、アワ・キビ・ヒエ、豆食文化 部分:'24/5/19以前
『日本の中世12 村の戦争と平和/網野 善彦 ほか』:家族、氏と苗字、宮座衆、類型 部分:'24/5/19以前
『粉と臼/三輪 茂雄』:人類史~戦国日本 部分:'24/5/19以前
『ものと人間の文化史 40 賭博 1/増川 宏一』:雑多:'24/5/19以前
『図説・戦う城の科学/萩原 さちこ』:前1/2ほど:'24/5/19以前
   :前3/4ほど:'24/6/9
『みちのくの古布の世界/田中 忠三郎』:写真:'24/5/19以前
『20@@.ABCD/読売新聞 (山形)』:むかさり絵馬 部分:'24/6/15
『生きる道しるべ ~老いと死と生~/遊学館ブックス』:ムカサリ絵馬と即身成仏 部分:'24/6/15
『世界屠畜紀行/内澤 旬子』:前1/2ほど:'24/7/6以前

・お話 (古典)
『新 日本古典文学大系 57 謡曲百番/西野 春雄 ほか』:『姨捨』 部分:'23/8/3以前
   :『殺生石』・『黒塚』 部分:'23/8/30
   :『錦木』部分:'24/1/30
『日本の伝説 関東/藤沢 衛彦』:将門 部分(『相馬の御所』・『不咲花桔梗』・『七天皇』)・玉藻前 部分:'23/8/25
『新 日本古典文学大系 54 室町物語集 上/市子 貞次 ほか』:『伊吹童子』 部分(酒吞童子の出生譚のうち、伊吹山系のもの):'23/8/25
『日本怪異妖怪大辞典/小松 和彦』:酒吞童子・平将門・祟りもっけ・御崎(七人ミサキ) 部分:'23/8/30以前
   :産女/姑獲鳥・九尾の狐/玉藻前 部分:'23/8/30
『続 日本の絵巻 26 土蜘蛛草紙・天狗草紙・大江山絵詞/小松 茂美』:『大江山絵詞』 部分(酒吞童子退治、大江山系のもの):'23/9/8
『サロメ/オスカー・ワイルド/平野 啓一郎 訳』:本文 部分 (注釈、訳者後文を除いた部分):'23/10/1
『中国妖怪人物辞典/実吉 達郎』:九尾狐・ろくろっ首(飛頭蛮・落頭民) 部分:'23/10/4
『日本古典文学全集 36 御伽草子集/大島 建彦』:『鉢かづき』・『木幡狐』・『猫の草子』・『浦島太郎』部分:'23/10/8
   :『酒呑童子』部分:'23/12/28
『日本怪異妖怪事典 関東/氷厘亭 氷泉 ほか』:産女関連・小豆洗関連・碓井貞光の蛇退治・管狐や狐憑き関連・殺生石関連・将門や滝夜叉関連・外法頭・ろくろ首関連・覚 部分:'24/1/7
『丹下左膳 乾雲坤竜の巻/林 不忘』:前1/2ほど:'24/5/19以前
『出羽の民話/沢渡 吉彦』:前2/3ほど:'24/5/19以前

・一読済み、全体を

・資料
『プリオン病とは何か/ピエール=マリ・ジェド』:'23/8/3以前
『戒名と日本人/保坂 俊司』:'23/8/3以前
刺胞の射出機構についての最近の考え方/日高 道雄』:'23/8/3以前
『日本葬制史/勝田 至』:'23/8/3以前
『写真でつづる上州の民俗/都丸 十九一』:'23/8/11以前
死後結婚:日本・韓国・中国の比較研究/高松 敬吉』(要DL):'23/9/18
『消えた山人 昭和の伝統マタギ/千葉 克介』:'23/8/11以前 (前2/3ほど)
   :'23/10/5 (全)
『写真でみる日本生活図引 1 たがやす/須藤 功』:'24/1/26 (全体粗)
   :'24/5/19以前 (全)
『そば学 Sobalogy――食品科学から民俗学まで』:'24/5/19以前 (全体粗)
『平将門と藤原純友/下向井 龍彦』:'24/6/9
『「ムカサリ絵馬」展 描かれた死者の結婚式/「ムカサリ絵馬」展実行委員会』:'24/6/15
『きけわだつみのこえ/日本戦没学生記念会』:'24/5/19以前 (前1/2ほど)
   :'24/6/21 (全)

・お話 (古典)
『高野聖/泉 鏡花』:'22/1/22
『酒呑童子由来/村上 政市』:'23/8/12
『大魔神/ 安田 公義』(映画):'23/10/18
『平の将門/吉川 英治』:'23/8/11以前 (前1/4ほど)
   :'23/10/12 (前2/3ほど)
   :'23/11/10 (全)
『丹下左膳 乾雲の巻/マキノ 雅弘』(映画):'23/11/19
   『坤竜の巻』:'24/2/5以前
   『昇竜の巻』:'24/2/5
『ゴジラ対ヘドラ/ 坂野 義光』(映画):'24/3/13
『津軽三味線/山田 千里』(音楽):'24/5/19以前
『レオン/リュック・ベッソン』(映画):'24/5/25
『おもひでぽろぽろ/高畑 勲』(アニメ映画):'24/7/6

※以前?:一度その範囲を読んだんだけど、読んだ日付がもうわからない 確認した日を読んだ日とする (<=の意)


◎つぶやき
・4月までに1本上げたい https://www.fanbox.cc/@gigar/posts/7621451 ('24/3/17)
・現状報告 https://gigar.fanbox.cc/posts/7456677 ('24/2/14)
・しばらくfanboxに日記をつける事にしました。理由や近況も含め以下。 https://www.fanbox.cc/@gigar/posts/7318017 ('24/1/19)


◎下書き (ボツ) ('23/11/24)

 いよいよ代官は、御簾をくぐった。

 畳の奥。膝を立てて酒杯をあおる城主。形ばかりどっしりとして、いかにも扱いやすい。隣には数匹の小鬼が、うやうやしく刀を持ち上げている。


 代官は作り笑いを向けたままに、連れてきた部下を使う。
 貢ぎ物が次々に並んだ。鉄鋼と醸した酒……、塩漬けの首。事前に探った、刎公が好むという品々。
「お近づきまでに。殊に……」最後に、真紫の野花を持った、女人を差し出す。「……花はお召しでしょうかな?」
 代官は下がり、もみ手した。


 女人に眉を動かして、城主。
「……外道の土には長くむさぬこのくにではさかない何と申したかなまえはなんだった

「は、桔梗と申しまして。奥の方とは比べられませぬが、これも当国生え抜きの花。何なりとご重用を……」女人にも顔を上げさせ、秋波いろめを投げさせる。もちろん、花を口実に女人の方を贈ったのである。

「桔梗。めずらしき花なりけるもいいはなだったが……」城主は庭を見て、物思いにふける。
「まこと、ご賢察にござります。してして、我が方からのご奏上を……」代官は手ごたえを感じ、願い事を急ぐ。


器が悪ろしかびんがきにいらない」城主のひと言と、涼しい音。
 次に代官は、目を疑った。城主の脇の刀。鞘だけになっている。
 刀身は?光っている。城主の手から……!
 代官は戦慄し、「ごっ、ご狂乱か!?桔梗めや!」女人を呼び立てた。女人はもう裾をしぼり、両手を苦無くないで埋めている。実のところ、間者であった。

 ごす。暗器の刃だけが、畳にめり込む。代官の月代に雨粒が落ちた……、血の。
 女人の首も落ちて、畳にはずんだ。
「わ、はわああ!」代官は慌ててずり下がる。


 くずおれる死体を、城主が抱く。元通り座らせて、そっと桔梗を摘む。首に花を活けた。
かくあらではこれでよし」城主が言った。代官には理解の外である。

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坊主が妖怪に毒を食わせて殺す話

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