素材造形 真空成型
真空形成とは
真空形成とは、温めたプラスチックに型をあて、より正確に型に近づけさせるため、型とプラスチックの隙間を真空にして、プラスチックを形成させる加工方法である。ペットポトルや卵のパックなどに使われている。
必要な材料
ABS・AES・PMMA・PC・PP・PE・HIPS・PET・PVCなどが一般的ですが、
軟質・硬質・発泡シート・不織布など種類の異なった材料を複合した
「複合多層材料」や「シルクスクリーン印刷された材料」も使用可能です。
型は、試作用は木材、樹脂
量産用は樹脂型、金型
がある。
注意点
・シートを温める必要があるので火傷に気をつけて作業する。
・シートの真ん中に型を当てる。
バルサ材とは
バルサ材とは、世界一軽い木材で加工しやすく、模型によく使われている。
切ってみると、ふわっと刃が入るのでウエハースのような感覚だった。今回はこの木材を型に使った。
加工概要
今回画像の設計図通りに加工する。
底面は機械の上に置くので平らにしておく必要がある。
工具紹介
左から布ヤスリ(A-71)、紙やすり(#120)、金属ヤスリ、カッター
型完成
完成。
局面が多かったのでヤスリを多用した。
最初は粗く削り、ヤスリで滑らかにする作業が楽しかった。
完成
シートを温めすぎて白く変色してしまったが、型はとれた
表面をヤスリで滑らかにしたお陰で綺麗にできた
失敗したこと
・計画立てがうまくできなかった。
作業に取り掛かりたい気持ちが先に出てしまい見切り発車で作業をしてしまった
・断面が粗い
どうしても木目に対して垂直方向に切断しなければいけなく、うまく切断できないことに苛立ってしまい無理やり切断したら後の作業がめんどくさくなった。
・シートを温めすぎた。
シートの状態を確認しながら進める。
反省点を生かし、次は同じ失敗をしないようにする。
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