元親父と統合失調症の隣人

豆太郎一家の隣人は統合失調症で、
散々近隣に迷惑行為をおこない
過去に何度か措置入院させられている(うち2回は私たちによる通報)。
現在は入院先の病院で亡くなったようである。

迷惑行為を受け、措置入院に持っていくまで10年近く時間がかかったのは、元親父も充分変な奴で、保健所も警察もどちらがよりおかしいかわからなかった為と、今では思う。



この隣人を警察と保健所に通報するまでに、
まず身内で元親父と揉める。

本当に困っているなら110番するべきなのだが(警察官にもそうしろと言われている)
元親父は翌日~翌々日に「交番」に行く。
せめて所轄の生活安全課に行けばまだいいのだが、何故か交番に行く。
交番では「上」に連絡がいかない事が多いのだ。

何故生活安全課に行かないのか?と聞くと
「うるさい!生活安全課は話を聞いてくれない!」
とプギャー。

元親父の「話を聞いてくれない」は、生活安全課は隣人をどうにかしようとしない、の意味ではなく
「自分の話を思う存分聞いてくれない」の意味である。警察はカウンセラーではない。

元親父は「今現在の状況のみ」の説明や要点をついた説明が出来ない。
思う存分ダラダラ自分のしたい話をするだけである。そして自分がすっきりするだけなのだ。

元親父の話は、聞いてる人をかなり疲れさせる(モラ婆さんもそうだった)。


1時間しかない保健所の話し合いも、45分一人で喋り続けた。あまりに酷いので私と姉が話をぶったぎったら、不機嫌オーラ全開。

10年以上隣人で悩んどいて最後まで精神保健福祉法を理解していなかった。というか覚える気がなかったように見えた。

他人やお役所には
「いやあ、隣人のおかげで法律とか精神的な病気とか勉強させてもらいました」
とヘラヘラ調子よく言っていたが
法律や統合失調症関係の事をネットで調べあげ本を読んできたのは私だ。
元親父は本1冊一行も読んでない。

その上、私が様々な方法を調べてきて、どこに通報すればよいか教えても

「うるさい!そんな所には通報しない!プギャー!」

だった。解決する気があるのか?

ある時私はキレてしまい
「だったら勝手にすればいい。通報したくなければそのまま黙って隣人に喚かれていればいい」
という気分になり途中から一切合切手伝うのをやめたが、それはそれで不服そうだった。

隣人はこの後ひどく病気が悪化し迷惑行為も増加。
結局私と姉が動く羽目になり措置入院になった。

単純に元親父は「困っている自分」を皆に見てもらい、かまってもらうのが好きだったのだ。
話のネタにも困らないし。

お金は大切に。