元親父と算数

甥が小学2年生くらいの頃の話。
甥は当時算数が苦手で四苦八苦していた。

元親父は勉強が不得意な人をひどくバカにするのが大好き。
…かといって元親父は勉強が出来るわけでもなく、むしろ出来ない部類で学歴も中卒。
なのに何故バカにするのか理解不能。

元親父は
「●●は何か」
と質問し、甥が答えられたら
「ふーん」
で終わる。が、間違えたら
「よいよバカでっ!ひゃっひゃっひゃっ」
みたいな事を繰り返していたそうだ(私は不在)。

そしていつものように元親父が

「90分を時間に直すと?」

と甥に質問したところ、甥がつまってしまった。

すると元親父、かなり嬉しそうに

「なんじゃあっ?そんな事もわからんのんかあっ?ひゃっひゃっひゃっ!

90分は2時間じゃあっ!ほんまにダメじゃのっ!ハッ!」

とドヤ顔で答えた。…ダメなのはお前だよ。
お前、VHS時代を生きてきた癖に
録画とか今までどう計算してきたんだ。

隣にいた元母が間違いを訂正したら

「あ、そう?」

としらばっくれたらしい。


お金は大切に。