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Day77-87/243

わー!気づけば全体の1/3が経過している…!
もう6月という事実にまだ頭が追い付いていません^_^早すぎる。

そしてはじめてnote更新頻度が1週間以上あいてしまったーーー!

というのも、本日までスクールホリデーだったわけですが、鬼のスケジュールで旅行することになってしまいまして、更新する時間が全く取れず…。

ようやくおうちで自分の時間を確保できているわけですが、今回はそんなスクールホリデーのことを振り返っていきたいと思っています。


前半:コタキナバルへ一人旅!

休暇の前半は、私がいるボルネオ島にあるもう一つの州「サバ州」のコタキナバル(通称KK)という街に一人旅をしに行きました。

KKは、私にとって特に思い入れが強い街です。
というのも、私がマレーシアのことを大好きになるきっかけとなった街だからです。

大学1年生の時、ボランティアサークルの活動で1か月KKに滞在。
そこではじめてマレーシアという国に来て、この国のおもしろさに惹かれて、その後留学したり、こうして働きに来たりしているわけですが。

KKは本当に海がきれいな街で、さらに適度に発展していて、旅行者としても生活者としても過ごしやすい魅力的な場所です。

そんなコタキナバルが、ミリから飛行機で1時間未満で行ける!ということで、5年ぶりに訪れることにしました。

行きの飛行機が6時間遅延して、幸先不安なスタートではあったのですが、KKの地に降り立ったら、そんなこと忘れるくらいすべてが楽しくて、充実して、すごく心が満たされる4日間を過ごすことができました。

夕日を見つつバーでワイン🍷なんて贅沢な時間、、


KKで感じたことは、「懐かしいと感じることができる場所が世界中にあることの喜び」です。

学生時代に国内外いろいろなところを旅してきたのですが、今こうして数年たって再度訪れる機会ができたときに、「うわぁ~~懐かしい~~~」と思える場所が世界にいくつもある。それが何より尊く感じました。

何年たっても、その地を訪れて、景色を見て、空気を浴びると、その当時の感情とか思い出とかがどんどん思い出されて、その頃の自分に思いを馳せることができる。

日々濃い時間を過ごしていく中で、割と過去にあったこととかってすぐ忘れちゃうというか上塗りされてしまうのですが、でも再訪すると忘れてたはずの記憶が引っ張り出されて、当時の自分にタイムスリップするような感覚を味わえる。

これ、たまらんな~~~~~と思うわけです(笑)

だからこれからもやっぱり色々な世界を見続けたいし、そこでいろいろな経験をして、色々な感情を味わいたい。

ミリも間違いなく未来の自分にとって懐かしくてたまらない場所になるんだろうなと思うと、改めて日々全力で酸いも甘いも味わい尽くそうと思いました^^

どこにでもあるカフェに見えるけど、めちゃくちゃ思い出が詰まったカフェだったり。


KKでは、基本一人で懐かしい場所を回ったりしつつも、現地で友達と合流して一緒に時間を過ごしたりもしました。

赴任校の先生でKKが地元の先生がいらっしゃったので、その先生の幼馴染グループに混ぜてもらって一緒にKKの街をドライブさせてもらったり、

学生の時に一緒にボランティアしたマレーシア人と思いで語りつつディナーしたり、

ゲストハウスで出会った人たちと当日ノリで一緒にお出かけしたり。

🇫🇷×🇨🇳×🇯🇵!出会いに感謝!

また、初めてボルネオ唯一の鉄道「サバ州立鉄道」に乗って、ジャングルを走り抜けながら別の街に訪問してみたりもしました。超面白かった、、、。

期待を裏切らずしっかり2時間以上遅延してました(^_−)−☆


今回2か月ぶりにミリ以外の景色を見て、いつもと違う人たちとコミュニケーションが取れて、すごく息抜きになりました!

ミリが嫌とか、普段の人間関係が嫌とかいうわけじゃ全然ないけど、こうやって他の地で羽を伸ばすことはやっぱりリフレッシュのために大切!

更に今回旅行のタイミングがすごく良くて、ちょうどサバ州のお祭りであるHarvest Festialの時期と重なっていたので、いたるところでサバの先住民族のパフォーマンスなどに触れることもできました!

大迫力!!!


そして最終日には、KK日本人学校に訪問し、交流機会のご相談をさせていただいたりもしました。

ミリには日本人と交流できる機会が少ないので、近隣も含めて探していたところ、コタキナバルに日本人学校があることを知り連絡していたのですが、有難いことに直接の訪問をご快諾いただき、ご挨拶の機会を頂くことができました。

過去にNPと交流があったり、他の現地校と交流プログラムを実施されていたりしたそうで、すごく前向きにご対応いただきました。有難い…。

ミリとKKは物理的に結構離れているので、どういう形で何ができるかはまだ検討中なのですが、こうしてNPとしての活動を前向きにとらえてサポートしようとしてくださる方にたくさん出会えていることが何よりうれしいです。

今回ボルネオ派遣が一人ということで、ミリに限らずボルネオという大きな枠で機会づくりをしていきたいなと思っていたり^_^


というわけで、本当にあっという間の4日間!
2か月頑張った自分へのご褒美旅!という感じで、自分を満たしきることができました。楽しかった~!!!


後半:激ヤバジャングルキャンプへGO!

KKから帰ってあとは、ボルネオ島のジャングルにキャンプへ行きました。

こちらは校長先生にお誘いいただき、校長先生の家族と私で行きました。

校長先生はものすごいアウトドアな方らしく、私のエントリーシート?に「アウトドアが好き」と書いてあったのを見て、私の渡航前からキャンプの計画を考えていてくださったようです。ありがたい!

が、しかし。
「アウトドア」の基準が私と校長先生でまったく違いましてwwwwww

私のいう「アウトドア」は、日帰りハイキングとか、バーベキューとか、ドライブとか、そんな感じのゆるーいものを指してたんです。

がしかし、校長先生の指すアウトドアは、数百キロのオフロードを数日旅して、テントで寝泊まりして、滝や川でシャワーを浴びるという超絶本気のガチサバイバルアウトドア!(笑)

それを聞いて、「えっ、大丈夫かしら私^^」と思って正直かなり不安でいっぱいだったのですが、せっかくだからと思い参加することにしました。


結論から先にお伝えすると、想像を絶する過酷なキャンプでした(笑)

こんな道を片道15時間、、

往復800キロ、約30時間未舗装でガッタガタの崖のような道を突き進み、ジャングル内にテントを張り、トイレは野外、シャワーは滝と川。
その辺に生えている野草や花を食べ、電波は100時間近く無通の状態。

日本でイメージする”アウトドア””キャンプ”とは格が違いすぎたwwwwww

ちょっとあまりにも過酷で途中泣きそうになる場面もありつつ(笑)、日本で生まれ育ってきた25歳女性としての尊厳をいろいろと失いながら、なんとか約1週間生き抜きました…!^_^

野草を食べる夜。おいしかった!


ただ、本当に本当にこの上なく貴重な経験をさせていただいたと思っています。

道中で野生の生物に遭遇したり、見たことない植物や虫とたくさん出会ったり、ジャングルで生活する狩猟民族のプナン族の方々の集落に訪問させていただいたり、普通望んでもできないようなボルネオならではの経験をこれでもかというほどさせていただきました。

「ジャングル」とか「狩猟民族」とかって、日本にいたらものすごく遠く感じる言葉だったし、イメージがあまりできなくて正直神話に近いような存在だったわけですが。

それらを実際にこの目で見て、身をもって体験することができて、自然の偉大さとか、環境破壊の問題の大きさとか、人生のあり方とか、生きるとか幸せとは何かみたいな哲学的なこととか、これまで日常的に頭になかったようなことをたくさん考えさせられました。

滞在期間中ほぼ電波が通らなかったのも相まって、自分の中で考えたり対話したり感情に向き合ったりする時間がたくさんとれて、まさに日常から距離を置いて、非日常にどっぷりつかることができた1週間でした。

人生で一番多くの星を見ました


このジャングル経験をして、ようやく「ボルネオ島に住んでる」ということを胸張って言えるようになった気がします(笑)

あとこのハードなキャンプを乗り切れた自分に自信もつきました^_^
これ乗り越えられたなら他の大抵のものは余裕で乗り切れる気がする(笑)

それに、今の当たり前の幸せみたいなのにすごい感謝できるようにもなりました^^

扉がしっかりついてて、便器のあるトイレがあって、
シャワーから温かい水が出て、
ベッドで眠ることができて、
(しょっちゅう圏外にはなるけど)ちゃんと電波が通じて、
冷房で温度管理ができて、
壁のある建物で安心して生活できる。

これだけでどれだけ自分は恵まれているのか…と思えるようになりましたね(笑)

これまでは「この家虫たくさん出るし過ごしづらいよーーーー><」とか思うこともままありましたが、今の私にとってこの家は天国過ぎて、キャンプから帰宅した時本気で泣きましたからね(笑)

この調子だと日本に帰国した時その清潔さと安心感と快適さに号泣する未来が見えていますが^_^

「ない」経験をすることで、「ある」ことに感謝できるわけですが、「ない」経験って現代においてなかなかできないので、その意味でもすごく貴重な時間でした。

大迫力の滝!これがシャワー!首折れるって!!



ということで、怒涛の12日間が終了し、明日からはまた学校です!
今月から文化紹介の機会も増えて忙しくなりそうな予感ですが、無理せず自分のことも大切にしながらやっていきます◎


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