「正直これはイヤ！」を受け入れてみる

マレーシアが大好きで大好きで、「マレーシアで働く」という自分の一つの夢をかなえるためというのもあって、今こうしてNPとしてマレーシアで日々を過ごしているわけですが。

日本人がいない完全アウェー状態で、どっぷりマレーシアに浸かる生活がはじまって約2か月。

マレーシアのすべてが最高！大好き！と信じて疑わずにこの6年近く過ごしてきましたが、ここにきて「正直これはどうなんだ？」「この部分はあんまり好きじゃないな」と思うようなことも出てきました。

これまではマレーシアとか、マレーシアでの生活に対するネガティブな感情を「持ってはいけない」と思ってたんです。

というか、ネガティブな感情を認めてしまうと、「マレーシアが大好きで、やっと夢をかなえてマレーシアで働くことができている」という自分のこと自体を否定してしまうことにも繋がりそうで怖かった。

それに、NPという立場的にも「自分はマレーシアを好きでいなければならない」「この生活を100％楽しまなければならない」と思い込んでる節があって、何かあっても無理やりポジティブに考えようとしてきていました。

でも、それってしんどくて。
自分の感情をおろそかにすることにつながるから。

きついよーーーっていう自分の心の叫びを無視して、騙し騙し生きることって限界がある。

なので、一回認めてみることにしたんです。マレーシアの今の生活で感じるネガティブな気持ちを。

そうしたら一気に楽になりまして^_^

どれだけ対策してもどこからともなく虫が湧いてくるこの住環境は、やっぱり永遠に慣れない！安心して暮らせない環境きつい！

あと食事中だろうが何だろうが当たり前にゲップしまくる人が多いのも慣れない！

その辺にゴミ捨てたり、分別とか環境への意識があんまりないことも、えーそれどうなの？て思っちゃう！

勤務中に必要以上に大きい声でおしゃべりしてるのも正直ちょっと気になってる！

そして一番きついよーと思ってるのは、私の都合とか感情とかが全然考慮されずに、拒否権なく強引に巻き込まれることが多すぎること！

もちろん巻き込んでくれるのはうれしいし心の底から有難いけど、でも限度ってもんがある！一方的な都合で振り回されることがあまりにも多すぎるよーーーーー！

NOってなるべく言いたくないし、こっちにいる間はできる限りフットワーク軽くYESマンであろう！と思って、これまでは多少無理してでも誘いには基本的に全部乗るようにしてきました。

でも、このまま無茶な振り回しに無抵抗で応じていたら、先に自分の心が壊れるなと思った。そのくらい、あまりにも強引で配慮がないことが多い（笑）

受動的にYESマンで居続けるよりも、今の私にとっては能動的に適切にNOを活用して自分を守ることの方が大切だと感じるようになりました^^

難しいのは、こちらでは特に目上の人からの誘いに対してNOと言ってはいけない（無理してでも予定を調整しなければならない）みたいな風潮が意外と強くあるので、下手したら「無礼なヤツ」になりかねないところなわけなのですが。

でもそれは日本でも同じで、伝え方とかその後のフォロー次第だなって経験もこれまで25年間でしてきてるので、うまくやる^_^

1か月とかの短期だったら、多少自分をすり減らしてでも全部の機会に乗りたい！！と思うけど、今回の8か月ってそれなりの長さです。

短距離走ではなく、長距離走のペースで考えていかないと、心が摩耗して最終的にマレーシア自体が嫌いになるとか、NP自体にキツさを感じて終わるみたいな最悪な結果まであり得る。

だからこそ、日々ちょくちょくチクチクを排出しつつ、「それでもマレーシアのこういうところは本当に大好き！」と自然に感じられることを増やして、やっぱり総合的にマレーシア好き^_^NPで良かった^_^と思えた方が幸せだなと思うようになりました（笑）

自分のネガティブな気持ちを一旦正直に受け入れる！
最初から「ネガティブな気持ちを感じちゃいけない」って思わない！

そのあとじっくりその感情を消化してけばいい。

たまにはNOって言ったっていいし、
それは違うのでは？と思うことに無理に賛同する必要もない。

必要以上に否定したり、ネガティブな気持ちを他者にぶつけることは違うけど、自分の中で消化できる限りはむしろうまくネガティブと向き合った方が健康的だなと思い始めてます^_^

何事もそうだよね。
100%最高なんてありえない。

いいなー！ってところと、うーん？ってところが共存しつつ、都度それらに向き合いつつ、全部ひっくるめつつ愛せるようになれば最強（笑）

100％楽しまねばならない、好きでいなければならない、という見えない自分の呪縛から解放されて、「ここは普通に好きじゃないかもっ⭐︎」とさわやかに考えつつ、フラットにいたいなーと思います。

といろいろ書きましたが、ここに書いた何十倍もマレーシアの素敵なところをすでに見つけているし、前提としてそもそも私がマレーシアを愛してやまない女なわけでして、ただ文化の批判とかをしたいわけではないので悪しからず、、！

いいとこも、なんだかなーてとこも含めて、全部まるっと愛そうとしてる過程におります(^_−)−☆笑