【木兆太郎】
 昔々おばあさんが川で洗濯をしていると、大量の木が流れてきました。その数なんと一兆。
 一兆の木が川や村を呑み込んでいく音が赤子の泣き声に似ていた事から、生還者はこれを「木兆太郎事件」と呼んだのです。 #百字小説

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