【宇宙人と地球人】
 ある少年が扇風機に向かって「ワレワレハ宇宙人ダ」と言うと、背後から母親が声をかけてきた。
「あら、あんただけは地球人よ」
 少年が振り返ると、母親は服を脱ぐかのように顔を脱いだ。銀色の肌が露出した。 #百字小説

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?