”ムーピー”のアルファベット表記
キッカケ
今更なんの話?と言われそうだが、先日ディズニープラスで"火の鳥 エデンの宙"を見た。これの感想については別に記事を起こしたいと思うが、
この作品の中で僕が一番衝撃を受けたのは第二話の題名。
"Moopy"
これを見て、は?という驚きと、戸惑いと、怒り…ネガティブな感情が吹き出した。理由は後述。
ムーピーって何?
冒頭から怒りが出てしまった。
上にあるように、手塚治虫の"火の鳥"に出てくる不定形の生命体で、
過酷な環境に耐える体を持つ。人(個人)に幻を見せ、その人が望んだ姿に変化したり、人の理想の世界を見せてくれるという特性があります。
それを人間が悪用し、自分の妄想に堕するムーピー・ゲームという概念が生まれました。
※ムーピー・ゲームという言葉の説明に関しては手塚プロのXのリンクを貼っておきます。
劇中では人間を堕落させるものとして禁止される…という描写をされてきた。しかし、火の鳥を読んだ当時大学生だった僕は、こういう素敵な経験がしたいという考えから、実現しないことは百も承知で"ムーピーゲーム"という概念への憧れを心の何処かで抱き続けた。
それは例えば自前のウェブサイトのユーザIDのところに"ムーピーゲーム"と書きたくなる形で現れたが、そうなってくるとアルファベットで書けなければならない。どういうスペリング?
しかし2004年当時は情報が無く、公式でも非公式でもアルファベット表記はされてなく、最終的に何を決め手にしたのかが曖昧だが、何かを参考に
"moopiegame"にしたのだった。
…同じようなことを考えた人が各地にいたかもしれない。
少なくとも、2004年当時はThe sad sad planetという音楽グループが
"ムーピーゲーム"という曲を出しており、人の妄想・幻想がいかに人を引き付ける劇薬のような魅力を持っているかということを自分以外に感じている人がいたことに嬉しさと自信を感じたものであった。
とにかく、そんな背景で"ムーピー"のアルファベット表記には表記揺れが起こっている。
アルファベット表記のゆれ
moopy
今回の"エデンの宙"で出てきた表記。2023年。
原作から長い時を経た挙げ句、既に誰かが考えたものと異なったスペリングで出してくるというのはどういうこと??ということで冒頭の不満の話が出てくるわけだ。
mopie
フィロソフィーのダンスというアーティストが
ムーピー・ゲームという曲を作っています。
つづりはmopie game (2024年2月)
なので、これも僕に言わせれば後発の表記。
moopie
・ムーピーゲームという名前のバンドがあり、"moopie game"と表記しています。ただmopieと書いてあるところもあり、同一アーティストなのに表記揺れがおきているようでした。※何となく、mopieに合わせる方向に行ってそう。変えなくていいです。
・Wikipediaの火の鳥の英語版のページで、"Moopies"との表記。
更新日不明。
・筆者が各SNSでユーザIDを"moopiegame"として好んで使ってきました。
(2004年~)
・誰かがこの表記で書いていた気がするんだよな…(2004年頃)
ただ証拠がない。
整理
ということで、正解がないまま、それらしいアルファベットの文字列で想像して書かれているのが"ムーピー"です。
※もしかしたら"正解"を関係者の誰かが述べているでしょうか。
最後にお願い(公式の方へ)
頼むから上に書いたうちのどれかを"正"にしないでほしい。
昔から自分が使っていた"moopiegame"を誤りという扱いにされることが
心から嫌という自分のコダワリが出発点であるが、同じように"ムーピー"のアルファベット表記に悩んだ経験がある人にとって、
2023年の"moopy"は後から起源を主張されるような居心地の悪いものであったはずだ。
カタカナの"ムーピー"が正でありアルファベットでの正解は無い。
未来永劫そういう位置づけであってほしい。
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