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土星の視点

土星は「集合的無意識のドン」です。
惑星を知り、使っていく時、一番重要視しなければならない星だと思います。

土星は、肉眼で見ることのできる惑星の中で、一番遠くにいる星です。
私は、「目で見える」という事が、現実と深く関わりのある星であるという意味だと思っています。
私たちが現実を創る時にまず意識する星は、土星までの見える星たちだと思っています。
今回は、その中の土星について書こうと思います。

一般的な土星

一般的な占星術では、土星は必ず凶星として書かれています。
ホロスコープで「土星の時期」と言われる場合は、大抵「厳しい試練の時期」です。
「課題、制限、努力、忍耐」などの、厳しい象徴の文字が並びます。

ただ、実際に占星術と共に生活されている方々は、そうとも限らないと感じる様です。
土星の時期に、いい結果を出している人もいるのです。
自分の人生を振り返った時に、いい時期だった時が土星の時期だった、と思う人も少なくない様です。

厳しくする必要がない場合には、好調期になるということですね。

ということは、ただ厳しくしている訳ではないということです。

なぜ、現象が分かれるのでしょうか。
どこが違うのでしょうか。

人間が厳しく感じる場合は、大抵何かが壊れている時です。
ではなぜ、壊れてしまうのか。

普通に考えれば、何かが違っているからですよね。
その時の結果が、何か違っているのです。
だから壊れていく。

何かが違っていて、そこから先に進めないものが壊れていく時に、
「厳しい時期」と感じていることになります。

インド占星術の土星

インド占星術では、土星は「召使い・奴隷」の象徴があるのです。
すこしびっくりする表現ですよね。
これはどういった意味があるのか考えてみたいと思います。

まず、この象徴の表現には、前段階のお話があります。
太陽が王様、月が女王。
水星が王子、金星が大臣。
火星が軍人、木星が祭司。
そして、土星が召使いです。

これは『各「星座の部屋」を、どの惑星の「自室」とするか』を決めた時の話に関係する象徴なのです。

細かい話は割愛させていただきますが、結果、「太陽の自室」とは真逆の位置の、一番離れた部屋が「土星の自室」となります。

この一番離れた位置という事が、ポイントだと思っています。

土星は、肉眼で見る事のできる惑星の中で、一番太陽から離れている星です。
太陽を、一番離れた位置から見つめる存在です。

私は、各惑星は太陽の分身たちであり、太陽が「分身の術」を使っているだけだと思っているので、土星も太陽の一部だと思っています。

では「自らの分身が、自らをみつめる姿」をイメージしてみてください。
何を見ていると思いましたか?

私は、太陽が「自らのいる世界」を俯瞰している視線だと思います。
自分が存在している世界を、自分中心目線ではなく、自分から一番離れた場所で見ているのです。
自分を含めた状態で、外から世界を見ているのです。

インドはカースト制がある為、「王様」の対局は「召使い」であり、人口の70%以上を占める様です。
人口の70%です。
いわゆる「大衆」です。
「大衆の目」を意味するのだと思います。

王様にとって大衆の目は、確かに一番厳しいものでしょう。
いつも身近にいてくれる存在達の様な、甘いものではありません。
全てをシビアに観察し、自分達にとってどんな王様かを判断し、
判断の結果次第では、王の座から下ろす力を持つ存在です。

土星を使うとは

土星は、「大衆の目」「オーディエンス」の象徴です。
「集合的無意識」の象徴という事です。

何か行動するときに、「私たちみんなにとってどうなのか」を考える目線を
表しています。

五行の中で、「土」は中心です。
「木火金水」を使って創造する時、「土を通さなければ何も創ることはできない」と表現されています。

「自分を含めたこの世界みんなにとって、
自分の行動はどれだけ価値があるのかを考える力」
そこを養ってくれるのが、土星です。

惑星達は太陽の分身で、本来太陽の持っているハタラキを分担してわかりやすくしてくれているだけだと思います。
太陽のパワーをいきなり使うのは、今までの地球人にとって、難しいことだったのでしょう。

太陽の分身の一つと考えると、土星は太陽の敵ではありません。

太陽自らが、自らのポジション調整の為に用意しているのです。

5星を使って創造をする際の、太陽的中心ポジションを、土星に託している訳です。
支店の店長みたいなものですね。

土星は、太陽に忠実な、太陽のホサ的存在です。

土星の姿

土星には、大きな環があることで有名ですよね。
あれは「和の象徴」の様に感じてきます。
「和を以って貴しとなす」という言葉は、土星が一番似合うように思います。

また、土星の北極の位置には、雲で作られていると思われる六角形がある様です。
↓こちらのサイトで知りました。

https://starwalk.space/ja/news/facts-about-saturn-explore-the-amazing-ringed-planet

6は、調和を表すと言われていますよね。
土星は、とても優しい星のようですね。

土星は、太陽から数えた時、6番目の惑星です。

「6」をイメージすると、今後、土星の事がもっとよく解るかもしれません。


いかがでしたでしょうか?
土星と仲良くしながら、日々創造していきましょう♡

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