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太陽 創業メンバーインタビュー 〜ヒツジのいらない枕で"枕の標準"を作る〜  【創業から未来へのストーリー】

 株式会社太陽 創業者の1人であり、EC戦略事業部 部長 兼 ブランド戦略事業部 部長を務める塚田さんに創業のきっかけや、会社の今後についてインタビューしました。

塚田 剛 (Tsuyoshi)
EC戦略事業部 / ブランド戦略事業部 部長
大学院在学中に代表の川嶋と共に創業メンバーとして株式会社太陽を設立。商品開発やSCMを主導し、「ヒツジのいらない枕」シリーズは、累計販売数30万個を超える大ヒット製品に成長。2023年3月のMOON-Xとの統合後は、EC、ブランドの責任者として商品開発、マーケティング、ブランディングの各領域にも関わっている。

Makuakeが商品展開の土台に


ーー現在の役職と業務内容を教えてください。

 EC戦略事業部 部長 兼 ブランド戦略事業部 部長として、メンバーとともに最前線で業務に取り組んでいます。

 EC戦略事業部に関しては、楽天市場、Amazon、YahooにおけるEC運用と売上達成を目指して、大きな目線で動いています。ブランド戦略事業部については自社サイトの運用や、プロモーションの企画、PRの戦略立案を行なっています。弊社は新製品を売り出す際にクラウドファンディングサービスの「Makuake」でまず製品を発売することが特徴なのですが、そのMakuakeもブランド戦略事業部の管轄です。

 スタートとなるMakuakeで「商品をどうアピールするか」「マーケティングポイントはどこにあるのか」を担当メンバーと考えることが、その後のEC展開やオフライン販売に繋がる時の土台になるので、当社の中では非常に大事な業務になっています。

ーー株式会社太陽を、幼馴染でもあるCEO川嶋さんと創業されました。創業のきっかけや、当時の事業内容を教えてください。

 川嶋とは小学校・中学校が同じの幼馴染みでした。 2人とも大学で東京に出てきて、共に大学院に進学しました。久しぶりに再会したのが2018年で大学院1年生の時です。

川嶋は商学部で経営やマーケティングを学んでいたので、「ビジネス的な面白いことをやってみないか」という話が出てきたんです。当時、スタートアップ界隈ではクラウドファンディングサービスの「Makuake」で資金がなくても商品開発や事業を始められるビジネスモデルが出来上がっていました。

「学生だけれど、Makuakeの仕組みで商品開発できるんじゃない」と川嶋から声をかけてもらったのが太陽のスタートです。川嶋とはタイプが違い、私が物理専門の理系で数字や研究分野でもあった素材の特徴に強かったので、バランスの良い役割分担ができていました。

 実際にMakuakeを通じた商品開発を始めてから、マーケティングの面白さに引き込まれていきました。最初に企画した商品はモフィットという「ヒツジのいらない枕」が誕生するきっかけとなる枕だったのですが、私たちが考えた商品やメッセージ訴求にお客様にご共感いただき、商品をご購入いただく経験を通し、商品開発、マーケティングを通じてお客さまに幸せを提供できることに喜びを感じました。

ーー大学院在学中に就活という道を選ばずに創業されましたが、不安はありませんでしたか。

 就活を始める前にすでに川嶋とビジネスを始めていたので、「就活するよりも川嶋と一緒にビジネスを続けた方が面白い」と考え、大学院2年生だった2019年5月に一緒に創業することに決めました。

正直不安はまったくなかったです。私自身、代表の川嶋のことをとても尊敬していますし、独自のアイディアや目標設定など自分にはないものを持っているので、川嶋についていけば間違いないだろう、という感覚がありました。

面白い商品をスピード感を持って世の中へ


ーー2019年にお2人で創業された直後はどのような体制で会社を運営されていましたか。

 2019年6月に最初に企画した枕「モフィット」を発売しました。その翌年に、モフィットの改良品となる「ヒツジのいらない枕」を発売し、太陽のヒット商品になりました。いずれの商品も川嶋との2人体制でMakuakeを通じてリリースしました。

スタートアップだからこそスピード感を持って商品開発から販売まで展開することを意識しており、「あまり世に出ていない商品の企画ができたら、2週間後にはMakuakeで発売する」というレベルのスピード感で商品をリリースしていました。

 その後、幼馴染のエンジニア1人とゼミの後輩1人が加わり、数年間は4人体制で会社を運営していました。私の業務は、ECモールの運営、物流周りの整備、商品企画、商品LP作成、経理業務など必要なことはすべて行なっていました。

ーー創業からこれまで、40を越える商品を自ら企画されてきました。特に思い入れのある商品を教えてください。

 ほぼすべての商品企画を私と川嶋で行なっています。そんな中で特に思い入れのあるのが「ヒツジのいらない枕ーハイブリッド3層構造ー*」です。

2020年8月に、「ヒツジのいらない枕ー至極ー」を発売して、約5,000人もの支援者の方に賛同していただきました。その際に様々な意見をいただいたのですが、「とても気持ち良いのですが、高さが合いませんでした」といった高さに関するご意見を特に多くいただいたんです。そのような声を受けて「ご期待に添えるよう、高さ調節できる枕を開発しよう」という話にすぐになりました。

8月に「ヒツジのいらない枕ー至極ー」を発売した2ヶ月後には、高さ調節ができる「ハイブリッド3層構造*」を発売できました。お客様のご意見を反映して、商品企画にスピーディーに落とし込めたので非常に印象深く覚えています。

 私たちが商品を最初に発表するMakuakeは支援者の方の声を多く聞くことができる場です。ハイブリッド3層構造の発売後も、お客様のご意見をお伺いし、調整パッドの素材を変えた「ヒツジのいらない枕ー新·ハイブリッド3層構造ー*」や、より細かく高さ調節をできる「ヒツジのいらない枕ー調律ー」を発売し、様々な顧客ニーズに応えられるラインナップへと拡充しています。

※「ヒツジのいらない枕ー新·ハイブリッド3層構造ー」は9月30日に終売、10月1日よりパワーアップした「ヒツジのいらない枕ー調律ー」が発売開始。14段階とより細かく自分の好みに合わせた高さ調節が可能。


MOON-Xへの統合で、より大きなことを成し遂げられる組織へ


ーー4人という少人数で事業運営される中、2023年3月には”共創型M&A”を推進するMOON-X株式会社に統合されました。率直にどのように感じられましたか?

 最初に聞いた時は素直に驚きました。加えて、MOON-X代表の長谷川晋さんの素晴らしい経歴や、「ブランドと人の発射台」という会社の方針を見て、非常にワクワクしたのを覚えています。

実際にMOON-Xのメンバーとお話しさせていただいた際に、ブランドを成長させる思いやサポートの計画が伝わってきて、「これは非常に楽しみだ」と感じました。統合を決断した川嶋からも「グループに加わった方が早く前に進める。今までにないスピードですごい景色が見えるんじゃないか」というメッセージをもらいました。

ーー実際にMOON-Xへの統合後、どのような変化がありましたか?

 すべてが良い方向に変わったと思っています。統合後は、MOON-Xのサポートを受けながら採用を始めたり、社内制度をより整備したり、よりしっかりとした企業体制を構築できています。4人だった会社が約8倍の人数になり(2024年10月時点)、より大きなことを成し遂げられる組織になったと実感しています。

 中長期的な広告戦略に関するアドバイスなど、MOON-Xの持っている膨大なノウハウで売上の面でも大きく変化しました。MOON-Xは「We Are Family ー家族のように理解し合い、助け合い、学び合うー」というバリューを掲げていて、グループ全体が盛り上がることを後押ししてくれます。グループ企業のノウハウをMOON-Xが蓄積して、グループ全体に広げていくところはすごいなと率直に感じています。


枕の標準を作り、トップシェア獲得へ


ーー私たちのミッション達成に向けて、各事業部をどのように成長させていきたいですか。

 1番大事なことは、メンバーが1番力を発揮できる役割に配置され、最高のパフォーマンスを発揮できることだと思っています。 

その状況を作ることが目標達成を目指す上で1番スピード感が出ると思うので、一人一人のメンバーともコミュニケーションを細かくとり、それぞれの得意不得意や意思を理解するようにしています。厳しくないと仕事ではないという意見もあるとは思いますが、「相談しやすく、話しやすい雰囲気の会社はものすごく成長する」ということを実現したいです。

 私自身、試行錯誤してテレビ局から「商品を取り上げたい」と電話をもらった時に、飛び跳ねるぐらい嬉しかった経験があります。そういう仕事の達成感をメンバーが感じられるような事業部の体制にしていきたいです。

ーー太陽ならではの商品企画に加え、MOON-Xへの統合で組織がより強くなりました。これから太陽という会社をどのように成長させていきたいですか。

 坂本龍馬の「世に生を得るは事を成すにあり」という言葉がありますが、 何か大きなことを成し遂げたいという目標が、会社としても個人的にもあります。

その大きなことは何かというと、「新しい枕の標準を作ること」です。「枕といえばヒツジのいらない枕だよね」という世の中の当たり前を作っていく。今後10年間は睡眠を軸に事業を進めて、もっと多くのお客さまに快適な枕を届け、枕のシェア1位を獲得したいと思います。

睡眠に関する事業でシェアを作ったその先は、睡眠以外の日中の時間にフォーカスを当て、1日の3分の2にあたる起きている時間をどのようにサポートして、幸せを届けるのかが次のミッションです。やはり誰かが幸せな姿をみるのって嬉しいですよね。そんな誰かの手助けになるような商品を企画していきたいです。

 そして、残りの3分の1の時間は働いている時間ですよね。多くの時間を職場で過ごすからこそ、従業員みんなが楽しく働けることを重要視したいと思っています。

ーー最後に、当社で働くからこその魅力はどのような点にあると思いますか?

 ミッションを達成する過程では、時に困難な挑戦や厳しい状況に直面することもありますが、そんな時こそ、社内外にいる仲間たちが、ポジティブなコミュニケーションで互いに励まし合い、乗り越えていく力を持っています。お互いを支え合いながら前向きな解決策を見つけるというチーム文化が根付いていて、全員が大切な存在として活躍しています。

 また、個性豊かなメンバーが、それぞれの強みや独自の視点を活かすことで、多様なアイデアとクリエイティビティが生まれ、「ヒツジのいらない枕」をはじめとしたユニークなプロダクトやサービスを生み出し、お客様へ届けています。まだ世の中にないものをゼロから創り、それを10や100に成長させながら、自身も成長していきたい方にとっては、ぴったりな環境だと思います。

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