見出し画像

欲しいという欲求

私がしてきた借金は、主に浪費が原因ですがこの浪費原因の起源を考えてみます…

私は9歳になるまで、母の祖父母と同居していました。
父は、海外出張の多い仕事。
弟がいますが、6歳離れています。つまり6年間は一人っ子でした。
その間、病弱で病院通いが絶えない私に
祖父母は、好きなものを買い与え、庭に鉄棒や砂場を作ってくれました。
曖昧ですが母もこの頃は、色々と買ってくれていたイメージです。
父の記憶はほとんどありません。

弟が産まれ、私も小学校にあがると病弱だった体質が改善され
体こそ小さかったですが病院へ通う日々はなくなりました。

この頃から私の物欲に対する記憶が始まります。

母は元々節約体質ですが、今思えば数年後に建てるマイホームのため節約をしていたのかもしれません。「欲しいから」「流行っているから」という理由で私が欲しいものを買い与えてくれることはありませんでした。

小学校低学年のある時、お友達が持っていた24色の色鉛筆セットが欲しくなりました。
絵の上手なお友達の色鉛筆から、紡ぎ出される想像の世界。
私もこの魔法の色鉛筆が欲しいと思ったのでしょうか。
母におねだりをしましたが、12色の色鉛筆があるからという理由で買ってくれませんでした。

そして私は祖母の引き出しから1万円を盗みました。

お金があれば、文房具屋で買える。
ばれないと思っていましたが、家計簿をきっちり付けている祖母のお財布から盗んだ1万円。見たことのない色鉛筆。すぐに母にバレました。
自分で返品をしに行き、1万円を祖母に返しました。

恐らく、母から叱られたと思います。
でも全く記憶にありません。恐らく何も感じなかったのだと思います。
なぜなら、この先「欲しい」という気持ちを満たす方法としてお友達の物を...お店のものを万引…へと繋がっていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?